農業のポータルサイト みんなの農業広場

MENU

「野菜ソムリエ」の元気を作るおいしい食卓【32】

2016年8月17日

「とちぎ農業女子プロジェクト」を応援!    

野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター 田代由紀子   


 野菜ソムリエとちぎ野菜サポーターがご縁で、栃木県の取組「とちぎ農業女子プロジェクト」の県域交流会にて講演と調理デモンストレーションを行いました。


(関連サイト)▼平成28年度「とちぎ農業女子プロジェクト」第1回県域交流会開催(栃木県HP)


■「とちぎ農業女子プロジェクト」とは
 栃木県では、県内の農業に携わる女性が、県域交流会やSNSを活用した情報交換により、県内の農業女子のネットワーク化を図り、共通の課題解決や目標達成をめざしたプロジェクト活動、「とちぎ農業女子プロジェクト」を実施しています。

 昨年発足したこのプロジェクトでは、「マルシェ販売プロジェクト」「ロゴマーク作成プロジェクト」「食育・農業体験プロジェクト」「農業イメージアッププロジェクト」が活動を始め、直売所への出店や共通エプロンの作成などを行いました。
 2年目となる今年度は「食育・農業体験プロジェクト」「農作業衣イメージアッププロジェクト」「美と健康プロジェクト」「農業女子的カフェプロジェクト」「農業女子イベント参加協力プロジェクト」の5つのプロジェクトが設けられ、活動が始まっています。


■「おいしさ」の伝え方を講義(6月30日開催)
 今回は、このプロジェクトの平成28年度第1回県域交流会の基調講演&ワークショップとして「野菜ソムリエと考える『お・い・し・い』と伝え方」と題し、自身が作る農産物の「おいしさ」を伝えるために留意すべきポイント、ことばの使い方などの話をしました。


tashiro_32_1.jpg  tashiro_32_5.jpg
左 :野菜ソムリエと考える「おいしい」の伝え方 講演パワーポイント
右 :講演後のランチ交流会

 ワークショップでは、栃木県の特産であるイチゴやニラをテーマに「おいしさ」が伝わる情報の選び方、情報の発信方法などのグループワークを行ったところ、各グループとも活発な意見が飛び交い、参加者の熱心な思いが伝わってきました。
 講演のあとのランチ交流会では、栃木県産の野菜を使ったトマトの冷製スープ「ガスパチョ」のデモンストレーションを行い、参加者が持ち寄った野菜とともに、栃木産の野菜料理を味わいながら、交流を深めることができました。


■美容セミナーにも高い関心(8月10日開催)
 活動を開始したとちぎ農業女子プロジェクトのひとつ「美と健康プロジェクト」の第1回の研修会として、農業女子に役立つ美容セミナー「美と健康研修会」が開催されました。
 一見、かけ離れたように思える「農業」と「美容」ですが、日々太陽の下でたっぷりの紫外線を浴びて作業をする農業女子にとって、日焼けしない工夫、汗でも落ちないメイクは重要なことなのです。また、自分たちで作った野菜を販売するマルシェなどで好印象を与えるメイクを学ぶことも今回のテーマのひとつです。皆さん真剣に講義と美容体験を行っていました。


tashiro_32_2.jpg  tashiro_32_3.jpg
左 :とちぎ農業女子プロジェクト 美と健康研修会資料
右 :美容体験


tashiro_32_4.jpg
集合写真

 
 農業という共通の仕事を通し、交流を深めて、農作業や各々の作る野菜・果物、そして農業女子自身のイメージアップに力を入れてがんばっている皆さんに、大いに刺激を受けました。今後も積極的に応援していきたいと思います。

たしろ ゆきこ

野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。

「2016年08月」に戻る

ソーシャルメディア