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2016年7月20日
料理教室「世界各国のトマト料理を味わう」編
先日見学に行った栃木のトマトを1箱送ってもらい、料理教室を開催しました。題して「世界各国のトマト料理を味わう」編。トマト好きの皆さんに集まってもらいました。
栃木から届いたトマトは「麗容」という品種です。真っ赤に熟したこのトマトは、甘みと酸味がほどよくあって、暑い季節にぴったりです。今回は、この大玉トマトのほかに、同じく栃木産の中玉トマト「カクテルトマト」、神奈川県育成品種の「湘南ポモロン」、小平市産の「モモタロウファイト」とミニトマトの「イエローアイコ」、自宅で栽培中の直径5mm程度の小さなトマト「マイクロトマト」も用意して、それぞれのトマトをじっくり見て、味わっていただきました。
調理の前には、恒例の野菜のお話をします。トマトの歴史や種類や旬、栄養価、おいしいトマトの見分け方など。すっかり有名になった「リコピン」に期待される効果と含有量の多い品種の話や、トマトの旬については、特に興味を持ってもらえたようです。
参加者の皆さんからは、普段のトマトの食べ方、選び方などの意見も聞くことができ、とても参考になりました。
今回は、そのまま生で食べるだけでなく、その国ならではの食材の合わせ方や、炒め物やスープなど加熱調理することで変化するトマトの魅力を知ってもらうために、世界のトマト料理を紹介しました。
例えば、スペインの冷製スープ「ガスパチョ」やバゲットパンにトマトの断面とニンニクの断面をこすりつけ、塩とオリーブオイルをかけて食べる「パンコントマテ」(右写真)。ダイコンやニンジン、ニラといった具材を唐辛子や魚醤で和えたものをトマトにはさんだ「トマトキムチ」や、すりごまとニンニクで和えた「トマトナムル」は、ちょっとした食材の組み合わせで手軽にできる韓国風のトマト料理です。
創作料理では、輪切りのトマトに豚肉を巻き付けて、こんがり焼いた「トマト肉巻き」を。ほどよく柔らかくなったトマトがソースのようになって、さっぱりといただける一品になりました。
今回人気の高かったトマト料理は、「トマトごはん」と「トマトと卵炒め」です。どちらも家庭にある食材で簡単にできるので、ぜひ、お試しください。
トマトの酸味が食欲を誘う、暑い夏にぴったりな炊き込みごはんです。炊きあがりにパルメザンチーズをふりかけたり、ベーコンや枝豆などを一緒に炊き込むなどアレンジしても、おいしくいただけます。
【材料】 4人分
米 2合
トマト 中2個
オリーブオイル 小さじ1杯
塩 小さじ1/2杯
水 いつもの水加減から150ccを減らした量
【作り方】
1.炊飯器にすべての材料を入れ炊飯する。
2.炊きあがったらトマトを崩し、5分ほど蒸らす。
3.器に盛り、パセリやブラックペッパーをふりかける。
【材料】 4人分
トマト 2個
卵 3個
塩 小さじ1杯
中華だし 小さじ1/2杯
砂糖 大さじ1杯
ごま油 大さじ4杯
【作り方】
1.トマトを乱切りにし、卵を溶いておく。
2.フライパンに油を入れ火にかけ、卵を入れ炒めて取り出しておく。
3.同じフライパンでトマトを炒め、塩、中華だし、砂糖を入れる。
4.3に2の卵を戻し入れ、卵にトマトの汁を含ませるように炒める。
野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。