芦北サラダたまねぎの栽培を中心に、さまざまな出来事をお伝えします。

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育苗圃場の太陽熱消毒

2008.08.29

 「サラたまちゃん」は除草剤を使用せず、農薬や化学肥料の使用も熊本県の慣行レベルの2分の1以下の特別栽培農産物の栽培を実施しています。

 育苗圃場での太陽熱消毒は、育苗圃場を夏期の高温と湛水によって土壌中の病害虫を殺菌・防除し、雑草の種子も発芽できなくするものです。また、粗大有機物を短期間に分解するため、土づくりにつながっています。
育苗床の太陽熱消毒 
 本圃10aあたり20坪の育苗圃場に完熟堆肥、石灰窒素、PK化成、エンリッチケイカル60(土壌改良材)を散布し、耕起・畝たてを行います。十分灌水して、表面をマルチフィルムで覆い、35日~45日間処理を行います。今年も7月の下旬から処理を実施しました。


 本年は8月中旬以降過ごしやすい気候となりました。育苗圃場の地温を測定したところ地温の積算温度も昨年より低いようです。播種講習会では、なるべく長く被覆を継続し、処理の効果を高めるように話をすることにしました。
写真 :育苗床の太陽熱消毒


(※画像をクリックすると大きく表示されます)

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