芦北サラダたまねぎの栽培を中心に、さまざまな出来事をお伝えします。

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◆2008年8月

育苗圃場の太陽熱消毒

2008.08.29

 「サラたまちゃん」は除草剤を使用せず、農薬や化学肥料の使用も熊本県の慣行レベルの2分の1以下の特別栽培農産物の栽培を実施しています。

 育苗圃場での太陽熱消毒は、育苗圃場を夏期の高温と湛水によって土壌中の病害虫を殺菌・防除し、雑草の種子も発芽できなくするものです。また、粗大有機物を短期間に分解するため、土づくりにつながっています。
育苗床の太陽熱消毒 
 本圃10aあたり20坪の育苗圃場に完熟堆肥、石灰窒素、PK化成、エンリッチケイカル60(土壌改良材)を散布し、耕起・畝たてを行います。十分灌水して、表面をマルチフィルムで覆い、35日~45日間処理を行います。今年も7月の下旬から処理を実施しました。


 本年は8月中旬以降過ごしやすい気候となりました。育苗圃場の地温を測定したところ地温の積算温度も昨年より低いようです。播種講習会では、なるべく長く被覆を継続し、処理の効果を高めるように話をすることにしました。
写真 :育苗床の太陽熱消毒


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畑圃場でのヒマワリ緑肥

2008.08.25

しばらくご無沙汰していました。20年産のサラたまちゃんは7月上旬で出荷終了しました。既に21年産の生産に向けた作業が始まっています。
畑圃場でのヒマワリ緑肥 
 水田での栽培では、水稲を作付けすることにより理想的な輪作が可能となっていますが、畑作の場合はそう簡単ではありません。また、夏期に何も作付けしないと雑草が繁茂し、タマネギ作での除草作業がたいへんです。


 そこで、緑肥の効果を期待して「ひまわり」の作付にも取り組んでいます。
 タマネギの作柄も良く、畑圃場での土作りの一つとなっています。品種は景観種の「ハイブリッドサンフラワー」を用いました。タマネギ収穫後の圃場に、6月上旬に種しました。

 本年は、播種後の雨がやや多かったので、発芽や生育にややバラツキが見られましたが、草丈1m程度に伸張し8月のお盆の時期にきれいな花を咲かせてくれました。
写真 :畑圃場でのヒマワリ緑肥


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