茨城県土浦市で就農3年目。新人農家の毎日を赤裸々(?)につづります

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一輪車

2011.10.28

金なし(&けち?)新規就農者はなんでも人力。


れんこんの収穫が始まってから、はや2ヵ月。
現在、2か所目の田んぼで収穫中です。
普通は田んぼ際まで軽トラが入れるのですが、ここは脱輪の恐れがあるため、20mという中途半端な距離を、えっちらおっちら運ぶはめになっております。
収穫したカゴは、重さ30、40kgにもなるので、ひきずるより一輪車にのっけるのが合理的。資材も傷まない。


と、一年ぶりに一輪車をみると、見事にパンクしておりまして。。。
一輪車って、パンクは直すのではなく、タイヤごと取り替えるって知ってました?
それでホームセンターに買いに行ったところ、新製品を発見!



写真のタイヤの形、ちょっと変わってるでしょ?
普通の丸型だと接地面が一点、この形だと2点=安定性が増す!!
かつ、ノーパンク仕様!!
この20mの距離、脱輪するぐらい地面がぐずぐずなんで、何度かひっくり返った経験が。。。
ということで、少々高値でも即買!!

夏は終わったんだね

2011.10.27

トマト、オクラを撤去しました。
収穫が続いているのはピーマンのみ。


今から植える野菜は、大抵来年春以降の収穫です。



にんにくとたまねぎ植えるよ~


野菜自給率100%がこの畑の目標であるので、うちの年間消費量&失敗や人にあげる量を考えて計算!
たまねぎ:2個/週間=100個/年間 5×40列=200
にんにく:1個/週間=50個/年間  3(※)×40列=120
※にんにくは少し植える間隔が広いので、穴が5個あるところを3個しか使わない


数えてみたら穴が400個! (5個×80列)
ぱちぱちぱち~(つじつまあってよかった。。。)



先日植えたコリアンダー(香菜)は元気!
初めてのトライだけど、意外と採れます。
うちはちびも含めて香菜大好きなんですが、消費しきれるか??



これ、ごぼうです。。。
こんなにおおきくなるなんて知らなかった。
私の手のひらが23cmですよ。
見るたびに成長しているようだけど、まだ大きくなるのかしら?

死神の鎌 ver.2

2011.10.19

物騒なタイトルですが。。。去年の記事「収穫の前に」はこちら



死神の鎌がバージョンアップしたよ!!

↓↓

●柄が伸びた(2m→3m)
●組み立てが簡単になった(10分→5分)


ま、去年の死神の鎌をなくしてしまったので、仕方なく作っただけなんですけどね。



今の蓮田はこんなかんじ!


葉がほとんど枯れてしまってます。
今年は風が強かったり台風が上陸したりで葉が途中で折れたりしたので、葉が枯れるのが少し早かった気がします。
収量はまぁまぁいいです。
春は寒くなかったですし、夏は暑くてぼちぼち雨が降りましたからね。

農家のヨメ3年目にして「初!レンコン収穫」レポート -その5-

2011.10. 7

(5)3年越しの農家のヨメ


そして、上がってみてびっくりしたのは、入る前に歩きにくいと思っていた畦道が、ものすごくものすごく歩きやすく感じること。
ほんの1時間前の私、とんだ根性なしだったな。


水でゴムを洗い流して、クルマに戻る。
ふとサイドミラーをのぞき込むと、そこにみえるのは…


--私は、もちろんレンコンの収穫をしてきた後の夫を出迎えたことはあって、田んぼ帰りの彼の、顔じゅう泥を付けた不気味なようすも見慣れていたはずなのですが、どちらかというと彼は「汚さない」という注意が足りず、必要以上に汚れるのかと思っていたところがあったんですね。
全身長靴みたいなもの着てやるのに、どうしてそんなに汚れるのかと。
顔も服も「おい、いくらなんだってそりゃやりすぎだろ」くらいな感じでみてたんですよ。


でも、しっかり私も顔まで不気味な…病気かと思うくらい、泥だらけになりました。
はねるんですね、避けられないんですね。
100円均一で、最近流行のアラレちゃんめがねを買って、田んぼにでかけてる意味がやっとわかりました。
「オシャレ農家」したかったわけではないんですね(←あたりまえ)。--



アラレちゃんめがね


そこにうつっていたのは、しっかりと、黒い点々を顔中につくって。
これは、3年越しのレンコン農家のヨメ…?


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帰りの軽トラの中でふと思った。
泥に埋まって上を見ると、大きな空があって、自分のペースでポキッポキッとやった1時間。
足抜けなくてしんどいけど、どんどん船が重たくなっていくのを見ると、これがお金に換わるんだなあという充実感もあったり、いま手にしたものが、例えば東京の食卓にきんぴらになって、並んでるところとか想像すると、かなり有意義なことをしているような気分にもなるし。



綺麗な夕日(で泥だらけの顔も目立たない!)


こうしてフーフでレンコン育てて、とって売ったりするのも、
…なんか、いいなあ。そんなのもいいのかもなあ。
夕日の映る霞ヶ浦を見ながら。


ガタガタいう助手席で、ついつい口笛なんてふいてしまった。

農家のヨメ3年目にして「初!レンコン収穫」レポート -その4-

2011.10. 7

(4)出れないのは決してお尻が重い訳ではない!


やる気は出て来たんだけど、あんまり使えないバイトさん(しかも態度はでかい)。
1時間くらいつづけて、コンテナ1つ分くらいになった。
(JAに売りにいくと1万円くらいになるそう)



よゆーの先輩「レンコン船ひっぱってるのってイヌの散歩みたいでしょ♪」
…そうか?


相変わらず足は抜けないけれど、なんとか転ばずに作業できたし。
まずまずなんじゃない?(自己評価も高い。)
疲れたし、まあ陽も暮れてきそうなので、
「もう陸に上がっていいよー」と、先輩の声。
やっと移動のコツを少しつかんだ私は、浅いところ浅いところを探して、畦の横をずるりずるりと移動するも、重いゴム着てるし、足は泥に埋まってるし、どんなにチカラをいれても、足1つ上に上げることができない。


あの、いったいどうやって上がったらいいのかしら?
「で、でーれーないーーーーー(涙)」
うひひひひひと、よゆーで笑う先輩(←私がヒトリで出れないのは判ってたくせに、上がっていいと言ったヒト)に、陸からオモイキリ手を引っ張ってもらって、ずるずるとはい上がった。
つまりあれだ。一人じゃ入っちゃだめだ。入ることはできても出られない。

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