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「みどりの食料システム戦略」技術カタログ紹介:麦生育期の牛ふん堆肥散布技術のご紹介

2022.12.21



 農林水産省は、令和3年5月に食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定し、その実現に向けて令和4年7月に「みどりの食料システム法」を施行しました。この法律に基づき、環境負荷の低減に取り組む農業者や関連事業者の計画を認定し、税制・融資等の支援措置を行っています。
 本技術カタログ紹介では、環境負荷の低減に取り組む農業者の皆様に役立つ技術を毎月ご紹介していきます!

 今回ご紹介するのは、「麦生育期の牛ふん堆肥散布技術」です。
 圃場の地力回復には、堆肥の散布が有効ですが、一般的に堆肥散布を圃場の無作付期間に行うため、二毛作を行う地域では、散布可能な期間が非常に短いことが問題となっています。
 本技術は、生育中の麦(3~5葉期頃)の上から牛ふん堆肥を10aあたり2t散布する新たな手法で、堆肥散布が可能な期間を拡大することができます。散布にはマニュアスプレッダーが利用可能で、散布後に一時的に踏圧を受けた箇所に生育障害がみられますが、約1か月後には回復し、収量に影響はありません。また、堆肥の肥料効果により、堆肥を散布しない場合と比べて、麦や後作の水稲や大豆の収量が増加します。

 みどりの食料システム戦略」技術カタログは、11月8日に「Ver.2.0」へ更新しました。Ver.2.0では、これまで公開していた近年開発された技術(167件)に、近い将来利用可能となる開発中の技術(81件)を追加しています。


情報元

農林水産省


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この記事は、農林水産省政策情報APIを利用して取得した情報をもとに作成していますが
サービスの内容は農林水産省によって保証されたものではありません。