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大分県宇佐市安心院(あじむ)の「宮田ファミリーぶどう園」からお伝えします。  ▼プロフィールはこちら

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春はおあずけ

2025.03.21

ビニール張りや剪定などの冬の作業が、先週ようやく終わりました。
新芽が伸びるまで、パートさんたちも小休止です。


ぶどうの木も目覚め始め、あとは本格的な春を待つだけだな、と思った矢先の極寒。
九州でも最低気温が氷点下になる寒波で、暴風雪警報が出るレベルの冬に逆戻りですね。


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真冬でもあまり降らない雪が、うっすら積もりました


朝起きたら一面真っ白だし、庭の雑草も凍っていて、発芽を始めたぶどうが心配!!!
数年前、4月の遅霜のせいで、露地ぶどうの新芽がごっそり凍結して、枯れたことがありました。
その時は、全滅にはならなかったものの、新たな新芽が出るまで半月遅れました。


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土筆も早まった! と思ってるような悪天候も、今週までの予報


今は、ハウス内のぶどうが発芽時期です。
風雪にさらされることはありませんが、気温の低下で、柔らかい芽が凍りつくことがないよう願うばかりです。

古民家再生から地域再生へ

2025.03.17

園主が営む「ドリームファーマーズJAPAN」の活動として、古民家の再生・経営というものがありますが、このたび、二棟めが完成し、4月からの営業スタートが決定しました。


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(写真はサイトからお借りしました)


この古民家再生には、過疎化が進行したこの地域の、新しい町おこしの拠点としての意味合いもあります。
一過性のイベント的なものでなく、年間を通じて、半永久的な"行事"を継続していける拠点です。
人やモノや事が集まれる場所ですね。
新聞にも2度ほど取り上げてもらいました。
一般の宿泊施設として利用するのはもちろんですが、研修施設やイベントスペースとしても活用できます。


最近は、大学生と一緒に研修を兼ねて、古民家周辺の環境整備として、竹林や古道の整備をしました。


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古道の整備前


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整備後


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近くを散策してみるのもいいかも...


地域の協力と若い力がなければ、維持できない山林です。
こうした交流もあっての持続可能なシステムです。


現在、お試し期間中で、モニター利用をしてもらっています。
園主が自分でも宿泊して、改善点をチェックしています。
実験的な要素も多々ありますが、本当の何もない田舎(とはいっても日本なので最低限のものはある)で、ぼーっとしたり、ノマドしたり、研修したり、ユルイことしてみませんか?


▼ドリームファーマーズJAPAN ホームページ

作業服かそれ以外か

2025.03. 7

一年で300日余りをぶどう園の作業をしながら暮らしていますが、この年齢(江戸時代なら死んでたであろう)になり、「おや? なんだか毎日ボロ作業服しか着てないぞ??」と、日々の生活のワードローブに関して、ささやかな違和感を抱くようになりました。


園主は外交活動もしているため、ちょくちょく「明日は何着て行こうかな」なんてやっていますが、年中畑か直売所にいる私は、家から5km圏内でしか動いておらず、タンスの中身も忘れるほど、引き出しを開けていません。
でも、日々着ている『作業服』より『それ以外』の方がはるかに多い...。


そこで、作業服とは? と考えてみました。


私の場合、ぶどう作りは土を耕すことはないものの、肥料撒いたり、木を伐採したり、ハウスのビニール張ったり。
汗、土、肥料、薬品、その他諸々で、とにかく汚れる。
完全に『外作業』専用の服が必要。


年間かなりの日々お世話になる服。
『作業服』を買おうとすると、ホームセンターや某作業着系チェーン店などは、女性用は種類もサイズも少ないし、しかも、男性用と違って機能的なものも少ない。その上、あんまり可愛くなく(スイマセン)、男性用は重いのです。
かと言って、有名アウトドアブランドは高いし、すぐ汚すのは、もったいない。


「破れたら新しくしなさい」と、園主にも言われる貧乏性の私。
そうは言われても、なかなかしっくりくるものがないんだよ。


そういうわけで、『それ以外』の服から厳選して、作業用に下ろすことにしました。
新品でないから躊躇せず汚せるし、少し気分も変わるかもです。
その上、タンスの中の断捨離にもなっています。
なかなか出番の少なかった、もったいない服も、使用頻度が増えて浮かばれるってものです。


この冬は、スノボのウェアが防寒着で畑デビューしました。
もう雪山行かないし、たぶん...。


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冬は重ね着で、温度調節すると統一性なくて、カラフルですね...笑。
アウターは、先日作業服に下ろしました。


夏は汗だくで何度も着替えるし、店番のときはタイパンツが最近の定番です。


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天然もぐらたたき

2025.02.27

畑の周りに謎の盛り土が点在しています。
大きさは30cmくらいでしょうか。
芝の上のあるものは、かなり目立ちますね。


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畑に行くたびに「なんじゃこりゃ?」と不思議に思っていたら、「あ、それモグラよ」と。


そうなの? こんなに出たり入ったりしてるの?
なるほど、『もぐらたたき』って、こういうところからできたのか・・・と、そのゲームのルーツを見たような気がします。
私はモグラが出入りしてるところはみてませんが、畑で飼ってるイヌが、先日一匹仕留めていました...汗。


モグラはぶどうを食い荒らしたりはせず、虫などを食べてくれるという意味では共存すべき存在なのですが、同時に、木の根を荒らしてしまうという厄介者でもあります。
土の中を縦横無尽に移動しているので、地中で対処することはできないし、地上から風車の振動(?)でちょっと移動を促しています。
音波などで嫌がらせして移動してもらう方法もあるみたいですね。

ちょっと根っこから離れたところで虫退治に精を出してくれますように!


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この風車、ガラガラガラガラガラガラガラガラ。
人間からしても、かなりやかましいのが欠点です。

冬の閲覧注意(虫嫌い)

2025.02.10

冬になると、爬虫類や昆虫たちは冬眠したり永眠したり、畑から姿を消してしまいます。
消えたっていっても、いなくなっているとは限らず、土の中や木の中に巣食っていて、ひょんなタイミングで出くわします。
想定外な遭遇は、ちょっとホラーですよ。


そしてそして、「モズのハヤニエ」って知っていますか?
私はこの仕事をするまで知らなかったのですが、モズの冬の保存食らしいのです。
バッタやらカエルやらを木の枝に刺して、キープしておくらしく...。
つかもうとした枝に、プスッとバッタが串刺しにされているではありませんか!


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(なるべく分かりにくく写真に撮りましたが)
虫嫌いとしては、発狂ものです。


「いつ食べるつもりなんかい!!」と、キレそうになりながら、今日も木を刻んでいます。
マジ、ここでやるのはやめてほしい...。

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