1等米になる水稲栽培指導会を開催
2008.07.12
7月11日(金)、JA新潟みらいとしろね稲作部会の主催で、これからの穂肥・水管理に向け「1等米になる水稲栽培指導会」を開催しました。
現地指導には、しろね稲作部会員約30人が参加し、根岸地区、臼井地区、小林地区、庄瀬地区で5カ所の生育基準圃と、4カ所の基肥減肥実証圃を巡回。JAの担当者から、施肥や農薬散布等のデータ説明を受けて、生育状況を確認しました。
臼井地区のこしいぶきの生育基準圃では、1cmの幼穂の形成が確認されました。
写真 右:巡回指導の様子
続いて、約80人が参加して、JA本店のドリームホールで全体指導会を開催。
「バイヤーから白根地区産米を選んでもらえるよう、品質向上に取り組んでいこう。」と部会長である私や、JA新潟みらいの吉沢勝美営農販売部長が、米を巡る情勢を含めてあいさつしました。
その後、新潟地域振興局の東正人主査普及指導員の、「格落ちさせない!今後の管理のポイント!」と題した講演がありました。
東普及指導員は、
「白根地区の品質が低下した主な原因は、出穂後の過高温や水不足(乾かしすぎ)による「乳心白粒」の発生と、後期栄養不足による「除青未熟」の発生にある」とし、
「従来の籾数確保を優先する栽培管理を改め、登熟を重視して「千粒重」を高める栽培管理に心掛ける」。
写真左 :全体指導会でのあいさつ 隣はJA新潟みらいの吉沢営農販売部長 / 右 :講演をする東さん
具体的な対応として、
「1回目よりも2回目を重視した穂肥を施用すること」「乾田化に対応した乾かし過ぎない水管理」が必要である。」と呼びかけました。
さらに、
「皆さんが実践すれば必ず品質は向上する。そうすれば、白根地区を含む新潟地域の1等米比率が県内一になるのも夢ではない。」と結びました。
この講演を受け、しろね稲作部会として750人の部会員全員に働きかけ、品質向上を図っていくことを確認しました。
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