イネ栽培を中心に、小田農場(新潟市南区)の日常や地域の 出来事をお伝えします。

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播種作業開始!

2008.04.22

4月12日(土)はあいにくの曇り空でしたが、いよいよ播種作業が始まりました。

12日には、早稲品種の「こしいぶき」を135箱、もち米の「わたぼうし」を175箱、酒米の「五百万石」を195箱播種。翌13日には、「コシヒカリ」1050箱が播種されました。

作付け予定は7.5ha。新潟県全体では、コシヒカリの作付けが約8割になりますが、消費者の多様なニーズに応えるためコシヒカリの作付けを6割強にしています。


あらかじめ準備していた床土の上に催芽した種籾が播種されます。今年は催芽が順調で、鳩胸状の良い状態になりました。

ばか苗病、いもち病などの種子伝染性の病害を防止するための種子消毒は、テクリードCフロアブルで行っていますが、特別栽培米のコシヒカリ(作付け予定面積1.8ha)については、今年から生物農薬のモミホープに挑戦しています。

こしいぶきの種籾を播種機に入れています 潅水・覆土された箱を取り上げ、トラックでハウスへ運びます 潅水・覆土された箱を取り上げ、トラックでハウスへ運びます
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左 :こしいぶきの種籾を播種機に入れています
中・右 :潅水・覆土された箱を取り上げ、トラックでハウスへ運びます


ハウスに育苗箱を並べ、ビニールシート、シルバーシート、遮光ネットをかけて保温します。


育苗箱を並べ、シートで覆う作業 育苗箱を並べ、シートで覆う作業
画像 左右:育苗箱を並べ、シートで覆う作業


天気がよいと35℃以上になることもあるため、30℃の維持を目標に、早めに換気を心がけています。

また、夜温をどう維持していくかも問題です。
育苗箱の周囲にある青いホースは、ハウスの北側におかれており中に水が入っています。

昼間に暖められた水で北側の温度の低下を防ぎ、ハウス内を一定の温度に保つ工夫です。イネの赤ちゃんの「湯たんぽ」のようなものです。


3日目に一度潅水し、4日目にシルバーを取り、5~6日目に全部取ります。
田植えは、5月4日からの予定です。


作業の合間に手伝いの方々と 豚舎の隣に水芭蕉が咲いていました
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左 :作業の合間に手伝いの方々と /右 :豚舎の隣に水芭蕉が咲いていました

(※画像をクリックすると大きく表示されます)

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