カレンダー

loading ...

みんなの農業広場に戻る

アーカイブ

淡路島でのカーネーション栽培のようすや、日々の出来事をお伝えします  ▼プロフィールはこちら

RSS

視察

2025.02.12

このたび縁がありまして、淡路市と洲本市の認定農業者連絡協議会合同で、研修会を行いました。
相互の圃場を見学し合うことによって会員の交流と意見交換を行い、今後、未来に向けた協力体制を構築していこうという取り組みの一環です。
これまで、このような合同での取り組みはなく、今回が初めての開催となりました。
視察ということで2つのコースを用意し、一つは畜産コース、もう一つは野菜コースとなります。
僕は両方のコースに興味はあったのですが、野菜コースに参加させていただきました。


その中で伺ったのが、(株)五斗長(ごっさ)営農さんです。
平成16年10月に淡路島を襲った台風23号の被害を受け、集落でその復旧復興にと、地域でまとまったところからスタートしたそうです。
集落の中にあったため池が2つ決壊し、農地などに多くの被害を受けたとのことでした。
その復旧復興の中で圃場整備を行い、営農組合を立ち上げ、「集落みんなが従業員」というコンセプトのもと、協議会を立ち上げたそうです。
そして、平成21年に(株)五斗長営農組合を立ち上げ、農業以外の事業にも着手するようになりました。


blog_carnation1274_2.jpg


圃場整備をしていく中で、鉄器鍛冶工房跡が発見され、国史跡に指定されるに至りました。
竪穴住居の跡などが発見され、町おこし村おこしの一環として、集落みんなで手作り竪穴建物などを再建し、イベントなどに活用しているそうです。


blog_carnation1274_3.jpg


blog_carnation1274_1.jpg


水稲や玉ねぎキャベツなども皆で栽培し、中山間地域における集落の維持保全に一役買っている、とのことでした。
そういった観点からも、面白い事例の一つであると、大変勉強になりました。

このページの先頭へ