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blog_hukyu_terazono_f.jpg 滋賀県
寺園康弘

滋賀県水稲新品種「きらみずき」説明会を開催

2023.12. 4

 滋賀県湖北農業農村振興事務所農産普及課の寺園です。師走に入り、急に寒風が吹きつけるようになってきました。


 今回は、先日開催した「きらみずき」の研修会についての活動をご紹介します。
 滋賀県が新たに育成した品種「きらみずき」が、令和6年度に本格デビューするにあたり、11月15日に近江米振興協会と共催で説明会を開催しました。当日は関心のある農業者やJA、集荷業者に寄っていただき、「きらみずき」育成の背景や生産方針と流通・販売方針、私が勤務している湖北地域の生育概要と令和6年産に向けた栽培上の注意点を説明しました。


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 説明会の最後には試食も行い、「取引先にも紹介したい」、「家に持って帰って妻にも食べさせたい」といったうれしい感想をいただきました。


 農家や関係者の反応はどうか、試食用のお米もうまく炊けるかなど、不安でいっぱいでしたが、説明会後は栽培方法に関する問い合わせや栽培希望の申し出もあり、生産拡大に向けて一歩前進できたかなと思います。
 これからも、「きらみずき」の普及活動に力を入れていきたいです。

寺園康弘

滋賀県湖北農産普及課の寺園です。平成30年に民間から公務員に転職し、農業行政4年、普及員は今年で2年目になります。担当は作物、畜産になります。来年度の普及員試験に向けて勉強中です!

島根県
長妻武宏

浜田市で美味しまねフェア開催

2023.11. 7

 管内(浜田市・江津市)で「美味しまね認証」をうけている農作物の販売フェアが、パートナー企業となっている地元スーパー「DAPPS」(浜田市田町)で開催されました。


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 スーパーは朝8時開店。自分はこれまで朝から買い物に行くことはなかったのですが、子供を幼稚園などに送った後に買い物をする人や高齢者などで、思っていた以上に来店者があり、店内も混雑していて驚きました。


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 店頭販売する農産物は米と野菜と果物ということで、普段から目にする農作物ですが、店舗のそれぞれの売り場所にあるものを一か所に集めていました。
 現在の「美味しまね認証ゴールド」という国際水準GAPになってからは5年目で、県内の認知度も高くなってきているところです。


 今回は、地元の認証農産物を地元で販売するという企画でしたが、首都圏などでも時々「美味しまね認証農産物」のフェアが開催されています。近くで見かけることがありましたら、是非手に取ってご覧ください。


【イベント情報】
<県内全域>美味しまね認証フェア開催決定!
「美味しまね認証」ホームページは こちら

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

島根県
長妻武宏

島根県種畜共進会が4年ぶりに開催

2023.10.23

 島根県の種畜共進会が島根中央家畜市場(松江市)で開催されました。


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 令和元年に開催された後、コロナ禍により中止していた共進会が久々に復活です。
 出品区分は若雌牛、成雌牛、母系牛群の3区分で、合計56頭の出品がありました。


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 県共進会の開催に先立ち、県内10地区で予選が実施されていますが、今回、島根県農林大学校と県立矢上高等学校の雌牛が予選を勝ち抜き出品されました。
 例年、乳牛の部や審査競技会もありますが、今年は肉用牛の部のみの開催となりました。それでも、多くの人でにぎわいました。


 平成の後半になるにつれ、飼養頭数規模が大きくなり、多頭飼いの農家の出品が少なくなってきたように感じていましたが、今回、(有)藤増、(有)隠岐潮風ファーム、(有)島根農場 益田分場といった多頭飼いの農場からも出品がありました。管内(浜田市)から出品した佐々木牧場も、繁殖牛飼養頭数100頭以上の農家です。
 毎月開催される子牛市場などでも顔を合わせることはありますが、ひさびさにみなさんと話をする、よい機会になりました。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

blog_hukyu_katano_f.jpg 秋田県
片野英樹

厳しい夏でした

2023.10.18

 秋田県由利地域振興局農業振興普及課の片野です。10月に入り最低気温が一桁の日がちらほらでてきました。庭の木々も色づいてきています。


 9月中旬から徐々に稲刈りが始まりました。9月上旬まで高温が続いたため、稲の登熟が進み品質低下防止のため早めの刈り取りを呼びかけてきましたが、"刈り取りいざ本番!"というときから断続的に降雨が続き刈り取りが進まず、品質低下が懸念されています。


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稲刈り風景(本文とは関係ありません)


 そんな中で、米の農産物検査も始まり、県内の登録検査機関から例年より1等米比率が低いという声が聞こえてきてます。
 白未熟粒の発生が多く落等に影響をおよぼした主因は夏場の異常高温です。猛暑の中、稲体の活力を維持するため、かけ流しや湛水管理等を指導しましたが、天候には勝てませんでした。我々普及指導員にできることは、作柄解析と優良事例の収集と分析により次年度以降の対策を講じることです。


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玄米品質を確認する筆者


 9月上旬に、篤農家のほ場で水管理の事が話題になりました。
 この農家はときどき水田の温度を測っており、湛水管理だと地温は下がらない、かけ流しだと水が流れる部分は低くなるが水が動かない部分は全然下がらない、飽水管理だと表面温度はかなり下がって効果的だとお話していました。具体的な数字を出されると説得力があります。

 つくづく、課題も解決方法も現場にあることを感じ、現地活動の重要性を再確認しました。管理職などやっている暇はありません!

片野英樹

秋田県で平成4年度採用から普及指導員ほぼ一筋で30年経ちました。主に水稲・大豆担当でしたが、一時期集落営農や法人育成にも携わりました。現在は裏方として、水稲新品種「サキホコレ」の普及に取り組んでいます。

島根県
長妻武宏

御抜穂式

2023.10.16

 江津市桜江町で作付けされている献穀田(※)の「石見高原ハーブ米きぬむすめ」の御抜穂式が9月にありました。
 「抜穂式(ぬいぼしき)」とは、新嘗祭に献納する新米を収穫する神事のことです。


献穀田:天皇陛下に献上するお米を作る田のこと


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神事の前に御手水


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 当日は天候に恵まれ秋晴れとなり、気温はやや高めといった状況でした。
 来賓の大部分は農業関係者。ほ場では手慣れた感じで作業をおこなっていました。
 最近の収穫はコンバインが主流ですが、御抜穂式では、最近は少なくなった「はで干し」(天日干し)での乾燥です。


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 江津市桜江町は江の川の下流域で、水害の多い地域ということで、当初から心配する声もありましたが、今年は水害もなく、台風の被害もない近年稀な年となり、裏方としてはほっとしています。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

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