普及指導員も勉強しています
2010.06. 7
普及指導員も日々勉強しなくてはいけません。年に数回研修をし、自ら研鑽(さん)をしています。
今回は、水稲の育苗の省力化技術として、「プール育苗」を勉強しました。
「プール育苗」は、広島県内で導入されている技術ですが、まだ少数派です。
しかし、従来の方法では、特に大規模に水稲を植え付ける法人では、日々のかん水作業・温度管理が負担になっています。さらに、かん水ムラや病気などによる苗の事故も増えてきます。
これらを解消する技術として、プール育苗が注目されています。
研修当日は、私を含む農産担当者・法人担当者等、プール育苗に興味がある普及指導員が参加しました。
実際に現場を見てみると「本当にプールに稲が漬かっている!」状態でした。ハウスいっぱいに広がっている稲は、まるで芝生のようでした。
左 :ハウス内は加温しなくても暖かい。水温があるためハウス内の温度は安定している
右 :水に漬かっているためカビは生えない
おじゃました法人では、毎年2万枚の苗を生産し、その大部分を販売しています。
「プール育苗はよいことばかり」と、とても満足そうなようすが大変印象的でした。
左 :組合長(右側)にはお忙しい中お世話になりました
右 :先輩普及指導員(左側)が後輩(右側)に技術のポイントを伝授中?!