小学生の農業視察ツアー
2010.10. 6
中部地区の関係機関で構成されている「中部地区農業後継者育成確保対策協議会」の活動の中に、担い手育成事業(子どもたちの体験農業)があります。
子どもたちに実際に農業を体験してもらい、身近に感じてもらうのが目的です。
内容は植え付けから収穫、収穫物を活用した調理実習、といったことが中心ですが、今年から、農業の最先端の現場を知ってもらおうと、視察研修を行いました。
嘉手納町立屋良小学校の5年生と一緒に、最初は琉球大学の植物工場の見学です。
諏訪竜一准教授から、『なぜ植物工場の研究をしているのか?』という話をしてもらいました。
みんな初めて聞く話に興味津々といった感じで、たくさんの質問が出ました。大人ではなかなか考えつかない質問もあり、私も勉強になりました。
実際に植物工場の研究をしているコンテナについては、川満芳信教授が説明してくれました。
早めにお願いすれば、視察日に合わせて植付けし、食味までできるようです。この日は諸事情により、まだ食べられる大きさではなかったため、食味はできませんでした。
次の視察は、沖縄県農業研究センターです。
與儀喜代政研究員から、芋についての説明と場内の見学がありました。
学校で芋の栽培を行っているので、子どもたちはものおじすることなく、ここでもたくさんの質問をしていました。
普段、このような施設で学習する機会がないため、生徒たちからは「楽しかった」との感想があり、先生方からも「この時期はいろいろな刺激を受けて成長しますので、いい事業ですね」と言われました。
今後も、関係機関と連携して、取り組んでいきたと思います。