漬物が消えていく...!?
2014.12.15
今年も「檜山農村女性フォーラム」が開催されました。
▼昨年のようすはこちら。
檜山管内の南部地区と北部地区で交互に開催しているこのフォーラム、今年は乙部町を会場に、南部地区の女性農業者が中心になり、開催されました。
昨年同様、試食会では檜山南部地区の自慢の味を紹介。
写真を撮りながら、「北部には北部の特徴、南部には南部の特徴があるね(*^_^*)」と、出品した女性農業者の方と談笑をしていたのですが、全体を見回して『あれ?』(心の声)。
この種の行事には、毎年たくさん出品される「漬物」がとても少ないのです。
長期漬け編。長期漬け的な漬物はこの一皿のみでした(きゅうり粕漬け、大根の麹漬け、ホイルの中は白菜漬け)
短期漬け編。左が大根のぶどう漬け(酢漬け)、右がごぼうの味噌漬け(浅漬け)です
写真の他には、大根・白菜の浅漬けやマリネのようなサラダ感覚のものが何点かあるだけで、昔ながらの漬物がありません。
出品しなかっただけなのかな? 時期的な事もあるし...ね...なんて思いながら談笑の中の話題に散りばめてみると...
「昔ほどは作らないけど、ボチボチ作っているよ」「家族も減ったし、自分達も高齢になってあまり食べなくなったし...」「漬ける作業も重労働で、重石を持つのも大変になってきたしね」と消極派意見が大半を占める陰で、「でも、子ども達に送ってやらなきゃならないし、親戚にあげるのも楽しみで、自分達が食べるよりは、他に配ってなくなるのがほとんどかな(^o^)」という積極派意見も!!
農村の漬物の進む道が変わってきた今、農村に伝承されてきた技術を残し、農村の味・ふるさとの味を継承していくためにはどうしたら良いか...漬物をテーマにした6次産業化? 農商工連携?? このままでは農村の漬物が消えていく...(T_T)
そんなことを考えながら、いろいろな自慢の味をいただいていたら、あちこちで「あれ? 漬物ないの?」「あら、もう漬物なくなったの?」の声が聞こえてきました。
『ほらぁ、やっぱりみんな漬物食べたいんじゃない!』(心の声)
四半世紀近く昔に盛んであった「漬物コンクール」でも復活させますか!?
...いや、時代に即した、新たな展開を...???
う~ん、漬物の悩みは続きます。