「連携」から得るもの
2014.02. 7
当普及センターがある江差町は、古くから北前船で栄えた歴史深い町です。
年間を通して特徴的なさまざまな催しが行われるのですが、2~3月には「江差・北前のひな語り」が開催されます。 (詳しくはこちら)
開催にあたり、1月末にひな人形を展示する「ひな語りサポーターズ」の活動に、"白羽の矢"があたりました。
「...なぜ、私が...?」とつぶやく私に「商工や観光関係部署との"連携"だから!」と先輩普及指導員(確かに、農商工連携という仕事もしていますが...)。
商工関係者・町民・有志等の"ひな語りサポーターズ"が、3日間かけて120セットのひな人形を飾ります。(写真は檜山振興局ホームページより~私は情報収集に集中しすぎて、写真を撮るのを忘れてしまいました)
当日、集まった商業者・観光協会・町・振興局・一般町民等、約20名は4班にわかれて、各場所でひな人形を展示します。
私が割り振られた班は、商店、振興局、一般町民の方々等5名(もちろん、皆さん初めて会う方です)。"転んでもタダでは起きない普及指導員"としては、ひな人形を飾りながら全身をアンテナにして情報収集! に励みました。
雑談から雑談じゃない話まで取り混ぜてひな人形とともに組み立てること2時間、さまざまな情報を得ました。商業者としても町の過疎化に危機感を感じていること。町を訪れる人口と、町に滞在する時間を延長することが切り口と考えていること。そのための具体策を検討していること...等々。
この、「具体策」のあたりで、地域農業が刺さって行けそう! の感があり、これからの活動のヒントになりました。
最初「...なぜ、私が...?」と思った"連携"活動でしたが、日ごろあまり接することがない商業関係や一般住民の方々の地域を思う気持ちに触れ、また、解決への新しい発想や切り口に、得るものが大きい活動となりました。