有機農業者の技術力アップと繋がりを強めよう
2013.03.18
~道南有機農業ネットワーク冬季研修会~
「道南有機農業ネットワーク」は、檜山管内と隣りの渡島管内で、有機農業に取り組む有志の農業者等で組織されたネットワークです。
このネットワークの冬季研修会が、2月26日、北斗市で開催されました。
この日の出席者は、会員、町・農協、道南農業試験場、渡島檜山各振興局・農業改良普及センター等約40名。
前段、今年度地域で取り組まれた試験研究課題の中から、3課題が紹介されました。
今後の地域農業や各自の経営へ少なからず影響を与える取組に、参加者のみなさんは眼差しも真剣に、熱心に聞き入っていました。
左から
「リーキ・さつまいもに関する課題」 道南農業試験場 高濱研究主任
「有機栽培かぼちゃの生産安定化」 道南農業試験場 堀田研究主幹
「きたくりん(空育172号)普及展示ほの成績発表」渡島農業改良普及センター 名取主任普及指導員
後半は会場を移して、病害虫対策に関する意見交換会を行いました。
各自が取り組む有機栽培等で課題になっている病害虫に関し、対処方法や対策などを会員同士や関係機関も交えて、実践方法の紹介やアドバイスなど、熱心に情報が交換されました。
左/中 :病害虫対策に関する意見交換会~それぞれが実践する対策方法などについて交換しました
右 :ご自身の取組について紹介 ネットワーク相談役の横山一康氏(せたな町)
ところで、今回のこの研修会を経て、あらためて感じたことが一つ!
『檜山・渡島管内って広い!!』...これです。
栽培している作物も多種多様で、意見交換の場でも盛り上がる作物情報と、そうではない作物情報が・・・。
また、研修会の開催場所選定にも苦慮。今回の会場まで、わが檜山管内せたな町の参加者は、冬道の運転で片道約2時間半を往復することになりました。
「北海道、でっかいぞ~!」とは、昔の何かのキャッチコピーですが、まさにこの状況の中で、このネットワークの活動には各方向からの課題が多く、会員の農業者と支援する、われわれ普及指導員の腕の見せドコロ...!?