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長野県
平谷敏彦

久々のブログです(番外編の番外編)

2014.07.16

 前回の更新を確認したら2月4日、5カ月ぶりのブログです。
 最終の更新から10日後、多いところでは1m50cmを超える大雪が当管内を襲い、野菜・花のハウスを中心に2,000棟以上のハウスが倒壊するという、未曽有の大災害に見舞われました。


hiraya_26_1.jpg
倒壊したカーネーションの連棟ハウス


 以降その対応もあってブログの更新はおろか、他の方のブログを拝見する間もなく過ごしてきましたが、ハウスの再建も徐々に進み、いくらか余裕ができて久々にのぞいたのが青森県の笠原さんのブログでした。


 ずっと携わってきたアルストロメリアの話題、笠原さんの素晴らしい活動のようすに感心しながら読み進めていると、「あれっ、どこかで見たような写真」が・・・ということで支援協会を通じ、笠原さんと情報交換させていただいた顛末が7月14日掲載のブログです。


 参考までに提供した情報(写真)が次のものです。花が満足に出なかったり奇形花、花梗長のばらつきなどが、青森の写真と似ているのがお分かりいただけるでしょうか。


hiraya_26_2.jpg  hiraya_26_3.jpg
花飛び(左)と奇形花(右)
(クリックで拡大します)


 この症状が出た時、たしか花の専門技術員をしていたと思いますが、本県でも最初は全く原因がわからず、当時上伊那の普及センターで花を担当していた中村普及指導員が若いシュートの生長点を検鏡し、寄生したホコリダニを発見して(写真参照)原因が分かったと記憶しています。


hiraya_26_4.jpg
生長点に寄生したホコリダニ
(クリックで拡大します)


 長野では一部周年栽培を除き、ダニの発生しやすい高温乾燥の夏場は、花をピンチして茎葉を残し株の養成期間にあてるケースが多いので、その後ホコリダニの発生が問題となる場面はあまり見かけませんが。

平谷敏彦

25年4月から諏訪農業改良普及センター勤務、20年ぶりに戻ってきた職場です。慣れない次長職で事務に追われる毎日ですが、花の現場に出ると元気をもらえます。

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