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長野県
平谷敏彦

キクの若手生産者による現地検討会が開かれる

2013.07.19

 諏訪地域は戦前から栽培が始まった歴史のあるキク産地で、夏冷涼な気象条件を生かした花色の鮮明なキクは今でも市場から高い評価を受けています。しかし、最近ではご多分に漏れず高齢化に伴う生産者の減少に歯止めがかからず、出荷量の減少が続いています。

 こうした中ここ数年、県の里親研修や町のパッケージ制度、JAの支援といった関係機関が連携した取り組みの成果で、数名ずつですが新規に栽培を始める方が出てきています。
 そこでJAでは50歳以下の生産者17名に呼びかけ、キク青年部(仮称)として今年から学習活動を始めました。


 14日に開かれた今年2回目の現地研修会は、若手ながらすでにベテランの域に達しているNさんのほ場をお借りし、栽培管理の方法、品種選定などの研修を行いました。

 現在は8月の旧盆に向け、摘蕾(蕾を一つに整理する:写真参照)作業が始まり、大変忙しい中ですが、当日は14名が集まり、熱心にメモを取るなど有意義な研修会となりました。


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左 :忙しい時期ですが大勢集まりました
右 :若手の中でもベテラン? の話を熱心に聞く


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摘蕾前(左)と摘蕾後(右)

平谷敏彦

25年4月から諏訪農業改良普及センター勤務、20年ぶりに戻ってきた職場です。慣れない次長職で事務に追われる毎日ですが、花の現場に出ると元気をもらえます。

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