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長野県
平谷敏彦

キクの母株伏せ込み講習会が開かれました

2012.10.29

 近くの山の紅葉前線も降りてきて、今週は北アルプスが初冠雪するなど、ここ信州もそろそろ晩秋の粧いを呈してきました。
 こうした中、去る10月26日、キクの母株伏せ込み講習会が開催されました。

 来年用の挿し補を採るために、今年切り花した株をハウスに伏せ込む、キク栽培にとっては重要な作業です。当日は県営農センターの職員と普及センターが講師となり、具体的な方法を実演も交えて行いました。



熱心に説明を聞く参加者


  
左 :母株を分割します
右 :伏せ込み方法をベテラン農家が実演


 長年キク栽培に取り組んでいる農家には、当たり前の技術ですが、もう一度基本技術を再確認してもらうため、毎年この時期に開催されています。農家同士でアドバイスしあうようすもほほえましい感じがしました。

 またこの地域では、秋のうちに根が出た芽を定植し、翌春芽が出たところで台刈りして、本数整理をせず、お盆の花束用として出荷する省力栽培も徐々に増えてきています。

平谷敏彦

25年4月から諏訪農業改良普及センター勤務、20年ぶりに戻ってきた職場です。慣れない次長職で事務に追われる毎日ですが、花の現場に出ると元気をもらえます。

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