花き技術・経営コンクールで受賞!
2009.03.19
埼玉県南部の川口市、さいたま市は、江戸時代からの植木の産地です。都市化が進むとともに生産は減少しましたが、流通基地としての機能は健在です。
さいたま市の安藤貢氏は、ヘデラや芝など、グランドカバープランツとしてニーズのある定番品目を中心に、生産を行っています。受注の不足分については、他の生産者から供給を受ける卸業を兼ね、少量多品目の需要にも応える優良経営を行っています。
これこそ埼玉県らしい植木生産者ということで、第18回花の国づくり共励会花き技術・経営コンクールに応募したところ、農林水産省生産局長賞を受賞することになり、表彰式に同行しました。
表彰式は3月16日、南青山会館(東京都)で行われました。
農林大臣賞はアンスリウムを生産している小松氏(愛知県)とバラ生産の浜野氏(福岡県)。続いて、生産局長賞の安藤氏ほか、3名が表彰されました。
左 :農林水産省花き産業振興室長から賞状、賞品を受け取る安藤氏 / 右 :受賞者、来賓、審査委員一同で記念撮影
賞状授与のあとは懇談会。
昨年秋のリーマンショック以来、嗜好品である花の消費は減少していること、そんな中でも需要の開拓や新商品発掘など、皆それぞれに努力していることが語られました。
また、生産局長賞や日本花普及センター会長賞などの受賞者が、10年後には後継者が農林大臣賞を取れるように頑張りたいと、抱負を述べる場面もありました。
今回、推薦書作成のために、安藤氏には何回にも渡り経営内容の聞き取りをさせていただきました。個人の経営内容だけでなく、植木流通の現状や、農業生産者が地域づくりに大きな役割を果たしていることなど、たくさん勉強させてもらいました。ありがとうございました、そして、受賞おめでとうございます!
左 :懇親会の会場(準備中) / 右 :表彰状を手にする安藤氏と
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