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埼玉県
鈴木知子

シクラメンの直売

2008.12.18

 埼玉県のシクラメン生産者の多くは、消費者に隣接している利点を生かして直売を主体とした経営を行っています。ここ数年、後継者が先進農家に研修に行き、戻ってきて間もなく父親をしのぐ品を作り始める、という動きがあちこちで見られています。


 川口市の吉澤園芸の後継者も、栃木県で1年間研修したのち今春就農しました。埼玉県の暑い夏を何とかしのいで無事育て上げたシクラメンを、11月下旬から直売しています。
 仕上がりや販売の状況はいかに・・・と訪れたところ、同じ4Hクラブに所属する先輩も様子を見にやってきました。2人で新しい品種を見ながら品定めをしたり、品質を良くするための資材の検討を始めたりしていました。


水やりをする吉澤氏。手前に直売用の値札が立つ  安行4Hクラブの先輩である笠原氏と。八重のビクトリアを見ながら
左 :水やりをする吉澤氏。手前に直売用の値札が立つ / 右 :安行4Hクラブの先輩である笠原氏と。八重のビクトリアを見ながら


 シクラメンの出来は父親をしのぐ良いものでしたが、景気の冷え込みの影響で販売はやや苦戦している様子でした。
 普及指導員としては、家族や仲間と共に、後継者が力強く育っていくよう支援をしていきたいです。


(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

鈴木知子

埼玉県さいたま農林振興センター普及部の技術普及担当で、主に花植木と経営を担当しています。 埼玉県では女性農業改良普及員の1期生です。 農家と、若手の普及指導員が、夢を持って活動できるように支援していきたいと考えています。

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