新しい産地を視察
2008.12. 3
さいたま市は隣接する川口市と共に、江戸時代からの枝物産地です。ボケ、ウメ、ハナモモ、サクラ、ヒバ類、ナンテン、ウメモドキなど、伝統的な生け花用品目は網羅していますが、新品目の導入はあまり進んでいません。
11月28日、さいたま市の浦和花き共同出荷組合と一緒に、群馬県のJA赤城たちばなへ枝物ブルーベリーの視察に行ってきました。
写真 右:産地の説明をするJA赤城たちばなの星野係長(中央:青い上着)と、群馬県中部農業事務所の川端普及指導員(右隣)
この地域では25年前につみ取り用ブルーベリーの栽培が始まりました。
平成15年、果樹と花きを担当する普及指導員が赴任しブルーベリーの剪定を指導する際、剪定枝の商品化を農協・組合員に推進したのが枝物ブルーベリーの始まりです。当初は極少量の出荷でしたが、大田花きで高く評価されたことから生産者の関心が高まり、年々出荷量が増えています。
ブルーベリーのつみ取り農園が過剰になってきたことや、原油高騰で来客数が減少したことも影響しているようです。
さいたま市にもつみ取り用のブルーベリー農園があります。新しい産地の誕生、発展の事例に刺激を受け、埼玉でも地域資源を活かした新たな枝物生産に取り組む動きが出ることを期待しています。
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