チップ堆肥はいかが?
2008.09.18
60年の歴史を持つ花の産地・鴻巣市では、20代から30代の若い生産者たちが毎月勉強会を開催しています。内容は花き生産・経営の全般にわたり、用土作成の考え方、病害虫対策、コストの考え方、新種苗情報、マーケティングについてなどなどです。
今回は用土の勉強のため、車で30分の距離にある、東松山市へ視察研修に行きました。
東松山市は以前私が担当していたことがある地域で、せん定枝チップの堆肥化方法および鉢物用土素材としての利用方法を確立した経緯があります。鴻巣市の農家にも、用土の物理性改善とコスト低減のためにチップ堆肥の活用を考えてもらえれば、と企画しました。
写真 右:せん定枝の破砕場。チップはこの後堆積場へ運ばれ、切り返しながら6ヶ月堆積される。
せん定枝の破砕場と、チップ堆肥を利用した生産を行っている成川氏のほ場を見て回った結果、試しに4tずつ購入してみようということになりました。
今後、チップ堆肥を利用した用土の作成指導や、生育調査を行っていく予定です。
写真 :成川氏(一番右)のハウスにて。チップ堆肥1:赤土1の用土で作るツルニチニチソウ。
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