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埼玉県
鈴木知子

土壌消毒試験

2008.07.28

 花の鉢物・苗物生産者が、使用する用土に求める条件とは何でしょう?
 保水性・排水性がよい、通気性がよい、保肥力がある、重すぎない、入手しやすい等々がありますが、雑草の種子や病害虫がないということもとても大事です。

消毒で雑草の発芽が抑えられるか調査中


 土壌消毒剤として広く使われていた臭化メチルが、オゾン層破壊の原因物質として2005年に生産および消費が禁止され、新規の代替え技術の開発が求められています。


 昨年11月、(独)農業環境技術研究所が、臭化メチルを代替えする技術として「低濃度エタノールを用いた新規土壌消毒技術」を開発したと発表しました。


 200戸以上の鉢物苗物生産農家が存在する鴻巣市でこの技術を使うことができるのか、普及指導員が農家と検討を始めたところです。

 土壌を2%のアルコールで湛水状態にして1週間以上被覆する、というこの技術、用土の消毒にはちょっと難しいかなあ・・・。
写真 :消毒で雑草の発芽が抑えられるか調査中

(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

鈴木知子

埼玉県さいたま農林振興センター普及部の技術普及担当で、主に花植木と経営を担当しています。 埼玉県では女性農業改良普及員の1期生です。 農家と、若手の普及指導員が、夢を持って活動できるように支援していきたいと考えています。

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