畜産分野を担当する普及指導員の業務
2008.11.20
畜産分野を担当する普及指導員の業務として、主に家畜のエサとなる作物(牧草やトウモロコシ・ソルガム)の栽培とその利用に関する仕事の話題を多く書いてきました。
これ以外にも、「エサをどのように貯蔵し給与すると、牛を健康的に効率的に飼えるのか」、「病気にならない牛の飼い方(この分野は一部獣医さんと連携する場合もあります)」、さらには、「費用がかからず効率的に作業ができ、牛も快適な牛舎の設計」などに関する活動も、少なからずあります。
また、牛舎も含め、経営規模を拡大する際の資金の相談や、後継者に関する相談、また、糞尿の処理に関する相談まで、その活動分野は大変幅広くなっています。
昨年来相談を受けてきた、黒毛和種の繁殖経営農場の新しい牛舎が完成し、一定期間が経過しましたので、その後の様子を伺いに行ってきました。
左 :牛(親牛)は寒さに強いので、この牛舎には壁がありません。右側は農場の経営主と話しをする同僚普及指導員。
右 :牛たちは普段、フリーにされていますが、人工授精(種付け)や発情の観察時には、この連動スタンチョンで保定されます。
牛舎を使ってみて、不便な点が僅かですがありましたので、その対応策を検討しました。
また、その事項については、普及指導員間で共有し、次の牛舎設計の支援に活用します。
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