関係機関や普及センター同士が連携した普及活動
2008.10.24
私達普及指導員の仕事は、農業経営だけでなく、地域全体(=産地)を対象とし、それらをよりよいものに変えていこうと働きかけることです。
先日は、隣接する普及センター管内のトウモロコシ畑の調査に同行し、協力して調査を行いました。
その際は、それらを管轄する行政機関の担当者にも、同行をお願いしました。
普及組織だけで目的が達成できる場合もあれば、地元市町村やJA、県の他機関(行政機関や家畜衛生保健所等)などの関係機関と連携して、目的を達成しようとする場合もあります。
最近は、地域を対象とした課題も多く、後者の割合は増えていると思います。
さらに、県下の一普及センター管内で生じている出来事は、他の普及センターでも生じる可能性が高く、効率的な活動を行うため、できるだけそういった情報は共有する必要があり、私たちのような、全県を対象に活動する部所が設けられている都道府県も多いことでしょう。
この日の調査は、トウモロコシ畑の雑草ならびに、クマの被害調査でした。
写真 左:雑草・クマの被害による収穫ロスを調査しています / 右:調査後の打合せ(赤いツナギの方は、行政組織の職員さん)
雑草が繁茂した原因と対策、さらには、そのことによる経営的な損失等は、私たちを通じて県下の普及センターで共有します。
同じく、クマの被害状況と、考えられる技術対策については、共有をするだけでなく、行政機関を通じて、その対策を行政施策に反映させてもらい、増加する経費に対する補助等を検討してもらうことにします。
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