普及活動の武器
2008.08.25
私たちの普及活動は、特定の課題に関する各種のデータを科学的な方法により収集し、それに分析・考察を加え(調査研究)、それらを農業者や地域等に示すことで変化を促すということを効率的に行います。
「科学的」な活動を行うため、パソコンやデジカメなどを駆使し、より分かりやすく、説得力のある資料などを作っています。
今回紹介する、「普及活動の武器」は、データをより視覚に訴えることを可能とし、効率的な活動を行うためのものです。
それは「GPS端末」です。
GPSとは、人工衛星を利用して自分が地球上のどこにいるのかを正確に割り出すシステムですが、その機能を活用し、距離や面積も測定することが可能です。
牛の簡易放牧地の設計支援をする際には、現地で測量後、公用車上で、図面を印刷し、検討の材料とします。
また現地での調査(この日はトウモロコシの生育と雑草の調査)でも、調査地点の識別に威力を発揮しました。
もちろん調査地点にポールを立ててはあるのですが、草丈2m以上のトウモロコシ畑では、そのポールを探すのも容易ではありませんでした。
写真
左:公用車上で、計測結果をプリントアウトする同僚普及指導員
右:トウモロコシ畑にて(調査板の上においてある小型機械もGPS端末)
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