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愛知県
佐光佳弘

小麦の種まきの準備

2008.11.21

 11月に入り、小麦の播種の準備が始まりました。生産者の方々は、11月中旬以降の播種に向け、明きょを掘ったり暗きょを施工したり、水田の表面の整地を行ったりしています。

トラクタで明きょを掘っています  しっかりした明きょを掘らないと、排水対策になりません
写真 左:トラクタで明きょを掘っています /右 :しっかりした明きょを掘らないと、排水対策になりません 

 海部地域では、早生の「イワイノダイチ」と中生の「農林61号」が栽培されており、「イワイノダイチ」は11月末までに、「農林61号」は12月末までに播種されます。

 小麦は湿害に弱いのですが、生産調整の一環としての作付けなので、水田での栽培となります。
 また海部地域は海抜0m地帯で、地下水位が高いところもあります。このような条件でも、高品質な小麦を安定的に栽培するため、生産者の方々は徹底した排水対策をはじめ、さまざまな取組を行っています。


 本年度は、愛知県農業総合試験場(以下、農総試)と協力して、高品質な小麦生産のための施肥試験を現地で行います。11月11日には、農総試の研究員と、試験のための肥料を散布しました。

 今後、生育調査や収量調査を実施し、試験の成果を生産者の方に報告し、次の麦作に生かしていただけるようにしたいと思います。

農総試の研究員が試験のために肥料を散布
写真 :農総試の研究員が試験のために肥料を散布 

(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

佐光佳弘

愛知県海部農林水産事務所農業改良普及課(海部農業普及指導センター)の技術指導グループで、作物担当として仕事しています。 県職員12年目ですが、職場では3番目に若い新米です(職員数は18人)。

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