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片野英樹

自然の脅威

2023.07.20

 秋田県由利地域振興局農業振興普及課の片野です。
 7月15日からの大雨により秋田県をはじめ近隣県で甚大な被害が発生しました。被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧を祈念します。


 当管内でも、大雨になるとよく氾濫する河川があり、今回の大雨でも水稲ほ場を中心に冠水被害が発生しました。
 現在の水稲は幼穂形成期を過ぎたあたりで、被害算定基準によれば大きな減収はないと言われています。ただ、降雨続きでいもち病の発生が懸念されていることから、冠水・浸水したほ場については注意深く見守っていなければなりません。


 当課の普及職員も被害の実態把握や事後の対応指導を行っており、少しでも生産者の力になれるよう活動しています。
 7月15日は自宅で防災ポータルで河川状況をチェックしていたのですが、氾濫はなさそうに見えても現場では被害が発生していました。大雨の時は河川等に近寄らないことが大原則ですが心配でたまりません。
 こんなときはリモートカメラがあれば状況を把握できると思い、管内2か所に設置しているカメラで状況を確認しましたが、幸い被害のない地区でしたので安心しました。今後、よく被害が発生するほ場にカメラを設置する必要があるなぁと感じました。
 毎年のように全国各地で水害が発生しており、改めて自然の脅威を感じたところです。

 今回は写真を掲載いたしませんので御容赦ください。

片野英樹

秋田県で平成4年度採用から普及指導員ほぼ一筋で30年経ちました。主に水稲・大豆担当でしたが、一時期集落営農や法人育成にも携わりました。現在は裏方として、水稲新品種「サキホコレ」の普及に取り組んでいます。

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