今こそ女性の出番!~にら女性勉強会の事例を紹介~
2022.01.27
当地域には、農協のニラ部会の女性生産者や男性生産者のパートナーで講成される「にら女性勉強会」があります。女性農業士が発起人となり平成30年に始まった取組で、年に3回程度集まって現地検討会や座学を行っています。
この会の特徴は「参画型」というところです。メンバーからの意見・要望に基づき事務局(振興事務所・農協)がテーマを選んで開催しており、メンバー間での意見交換や質疑応答が勉強会の大半の時間を占め、自由闊達な会となっています。
先日の会では、女性が携わることの多い「脱気作業」(にらを袋詰めする際の空気を抜く作業)を実演形式で行いました。脱気が上手な生産者の事例をあらかじめ動画で撮影し、それを見て学んだ後に実際に各自が脱気作業を実施したところ、「こんなやり方があるんだ」「自分より上手ですごい」「こんなに早くできるんだ」など様々な意見や感想が飛び交い、大いに盛り上がりました。
一般的な部会活動は男性が表に出てくることが多いと思います。そういった「役割分担」が当たり前だったのかもしれません。しかし、男女に関わらずいろんな経営のあり方があり、また、役割分担ではなく「男女それぞれの強み」があります。にら女性勉強会では「女性」という枠組みにはなっていますが、男女を分ける為ではなく、これまで出番の少なかった女性が一歩前に出られる機会としていけたらと考えています。