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後藤美智子

かぼすの夏

2021.07.12

 今回も『かぼす』です。
 当ブログの大先輩である塩崎さんに「もっと気軽に書きなさい」と背中を押されました。少しのことにも、先達はあらまほしきことなり(出典:徒然草)です。


 前回、"着果が多すぎる"と書いた続きです。
 私は生産者へ説明する時に、『多い・少ない。強い・弱い』といった定性的ではなく、『○○個減らしましょう、○○kgにしましょう』と具体的に数字を示して定量的に伝えるよう心がけています(ただし、ちょっと気を抜くと、「多いですね」「少ないですね」と感覚で話してしまい反省します)。


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左 :初結果の樹・摘果必要
右 :デジタルノギスで大きさをはかる


 目指す果実の大きさ(M玉50mm~)にするには、まだまだ果実が小さい(35mm前後)ため、講習会や巡回の中ではデジタルノギスで計測し、生産者には目で見るのと実際にさわってもらいながら確認をしてもらっています。
 大きそうに見える果実も、数字で確認すると今の時期の目標に到達していないことがあります。やはり定性的ではなく、定量的であることは重要です。

 
 かぼすは、今年の生育も順調です。前回の記事にも書きましたが、蒸し暑い夏の日、みなさんの地域でも『かぼす』に限らず、香酸かんきつ類を見かけたら、ぜひ手に取って、色々なお料理に使ってみてください。

後藤美智子

大分県豊肥振興局にて“果樹に関わる人を地域に増やす・地域にやりたい仕事をつくる”を目標に普及活動に取り組んでいます。転職して公務員(農業)になりました。普及員は6年目です。

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