業務内容を紹介します!ヤマブドウ編②
2020.10. 2
こんにちは! 岩手県久慈農業改良普及センターの菅野(かんの)です。第4回は前回に続き、ヤマブドウに関する業務についてご紹介します!
9月下旬から寒くなってきたので、ヤマブドウも色づいて糖度が上がってきました。間もなく収穫の時期を迎えます。
近年、ヤマブドウはワイン原料としての需要が増加しており、ワイン加工適性の高い系統の普及拡大が求められていました。
そこで、普及センターでは、地域の生産者が選抜した「高森早生系」と「佐藤系」という新しい系統の生育特性と、ワイン加工適性を調査しています。
「高森早生系」は収穫期が早い、「佐藤系」は病気に強いという特徴をそれぞれ持っている有望な系統です。ワイン加工適性が高ければ、今後地域の主力系統になっていくことが期待されています。
これから、収穫したヤマブドウを系統ごとにワインに加工し、香りや味の評価を実施する予定です。新しい系統がおいしいワインになってくれることを期待しています!