普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
   普及指導員とは・・・こちら

RSS

島根県
長妻武宏

放牧実践スクールを開催

2019.01.21

 年末のことですが、放牧実践スクールの開催がありました。
 放牧実践スクールは、県が推進する集落放牧について、講義や現場視察を通して、これまで牛の飼養経験のない集落営農の農業者に放牧の魅力を伝えていくスクールです。


blog_nagatsuma34_1.jpg


 今回は、「放牧と経済」という題で講義を実施しました。「経済」と言っていますが、普及指導としては「経営」という面が多く出てしまったかなと思っています。
 概略としては、放牧は、労働費↓(下がる)・飼料費↓(下がる)・その他費用↑(上がる)となります。
 放牧をすることで、特に中山間地域では、耕作放棄地の解消や獣害対策をしながら子牛を生産できる、という話をしました。


blog_nagatsuma34_2.jpg


 新たに牛を導入された集落では、牛飼いが不慣れということで、分娩間隔が延びたり子牛の事故などが実際の現場で起きているという話も聞きます。今後、技術普及指導としても、新たな重点課題として取り組む必要があります。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

上へ戻る

カレンダー

loading ...

みんなの農業広場に戻る

アーカイブ