放牧実践スクールを開催
2019.01.21
年末のことですが、放牧実践スクールの開催がありました。
放牧実践スクールは、県が推進する集落放牧について、講義や現場視察を通して、これまで牛の飼養経験のない集落営農の農業者に放牧の魅力を伝えていくスクールです。
今回は、「放牧と経済」という題で講義を実施しました。「経済」と言っていますが、普及指導としては「経営」という面が多く出てしまったかなと思っています。
概略としては、放牧は、労働費↓(下がる)・飼料費↓(下がる)・その他費用↑(上がる)となります。
放牧をすることで、特に中山間地域では、耕作放棄地の解消や獣害対策をしながら子牛を生産できる、という話をしました。
新たに牛を導入された集落では、牛飼いが不慣れということで、分娩間隔が延びたり子牛の事故などが実際の現場で起きているという話も聞きます。今後、技術普及指導としても、新たな重点課題として取り組む必要があります。