雨は降っても青空講習会
2018.06.12
出雲市佐田町で、WCS用稲現地講習会が開催されました。
今回は畜産農家への講習会ではなく、稲を栽培する耕種側の集落営農への栽培講習です。梅雨入りして、青空は見られませんでしたが、建物の軒先での講習会となりました。
島根県内のWCS用稲の品種は当初、県の品種「ミホヒカリ」や「コシヒカリ」といった米品種が多かったのですが、WCS向け品種も増えてきました。
近年、畜産農家が要望する、茎葉多収で穂長の短い「たちすずか」の栽培が増えてきています。米を栽培してきた集落営農にとっては勝手の違う栽培であり、質問も多くありました。
現在、稲WCSの品質向上指導に取り組んでおり、早めの落水で、稲の水分をサイレージ向けに落としてもらうようにしています。とくに早生品種「夢あおば」は水分が落ちづらいので、徹底が必要です。
この地区は、平成25年度の全国農業システム化研究会で鉄コーティングで稲WCS用品種「夢あおば」の実証に取り組みました。その後、収穫調製機械を購入して、稲WCS生産に取り組んでいます。