水田の排水対策研修会
2018.04. 4
水田転作における排水対策に関する研修会が、当技術センターの花振興棟で開催されました。
島根県の水田転作がなかなか進まない原因の一つとして、排水対策がうまくできていないということがあります。
平成28年度に全国農業システム化研究会で水田での飼料作物栽培の排水対策に取り組み、カットドレーンやサブソイラ、溝堀機械を使った実証を行い、平成29年度には、キャベツ栽培の排水対策に取り組みました。平成28年度に飼料作物排水対策に取り組んだことから、県内では水田の農業機械による排水対策への関心が高まったと思います。
今回の研修会では、(株)クボタの寺井技術顧問を招いて、普及員や研究員や市、JA、農業者などが水田の排水対策について学びました。(株)中四国クボタ担い手推進部からは、排水対策用機械の情報提供を受けました。また、今年度、全国農業システム化研究会で取り組んだ、キャベツの排水対策2課題についての発表もあわせて実施しました。
島根県では、水田を利用した放牧の排水対策も始まったところです。今後、さまざまな品目で、農業機械を利用した排水対策の取り組みが始まることと思います。