青森県農業青年交流大会について(前編)
2016.08.15
7月19日、20日の2日間にわたって、東北町にある小川原湖青年の家で開催された青森県農業青年交流大会に出席しました。
この大会は、県内全域の4Hクラブ員の研修と交流を兼ねて毎年開催されており、開催場所は各地域の持ち回りとなっています。
今年は、上北地域の「上十4Hクラブ」と「三沢4Hクラブ」が実行委員会を結成して、会場の選定や研修内容の検討に加え、運営や設営に至るまでを主体的に行い、私を含む普及指導員はサポート役に徹しました。
今回の大会スローガンは、「つなぐ伝統☆きずく未来」で総勢53名の若者が集結しました。
近年、青森県では野生鳥獣による農作物の被害が増えていますが、有害鳥獣駆除を担う狩猟者の数は年々減少しています。そこで、地元や県の猟友会へ講師を依頼し、伝統的な狩猟について講習会を開催することにしました。
講習会では、近年の狩猟の動向や、狩猟免許の取得方法について学んだほか、猟犬を使っての模擬狩猟の実演や装備品の展示、シューティングシミュレーターの体験等も行い、普段はなかなかできない体験に、クラブ員達も興味津々のようすでした。
左 :猟犬を使った模擬狩猟 / 右 :シューティングシュミレーションを体験
続いて、チームに分かれてのスポーツ交流です。ドッジボールの球をフリスビーに変えた「ドッヂビー」という競技を行い、みんなさわやかに汗をかき、交流を図りました。
このような交流を通じて、県内に農業者のネットワークが構築されていくのだと改めて感じました。
次回は、交流会と視察研修についてお伝えします。