農福連携による労力支援活動状況報告!続報!
2019.12.17
当地区で行っている、NPO法人の福祉ネットや行政、JAが協力した農福連携による労力支援活動の続報をお伝えします。
前回お伝えしたみかんの収穫補助作業の体験会を踏まえて、一戸の農家から希望があり、福祉ネットを経由して契約した3事業所が、交代で作業を実施しています。
さらに今回、昨年度からの取組みであるセンサー選果機での作業について、12月から2月までの選果期間すべてで可能にするため、複数の事業所を集めた体験会を実施しました。
4事業所から5グループ約30名が参加し、交代で体験していただきました。
必ず手袋をして、ていねいに扱うことや、コンテナに入れる量、いっぱいになったコンテナの移動方法等を指示した後に、事業所ごとに作業を実施しました。
このように、複数の事業所が交代で作業することで、選果期間全体を通して安定的な作業が可能となり、計画的な選果・出荷に対応できることが期待されています。
また、空いた時間の作業として、果実をビニルで個装する作業と、包装袋へのシール貼り作業も体験してもらいました。これらの作業については、これまでの福祉事業所の作業状況を目にしていた選果場職員から提案があったもので、農福連携に対する理解の深まりの一端と感じています。
左 :新たにビニル個装作業を体験
右 :シール貼り作業体験に取り組む利用者
今後、福祉事業所の支援作業が、選果場でいつでも目にすることができれば、その働きぶりを見た農家からの新たな作業依頼にもつながるのではと、期待しています。