就農支援は地道な活動から
2014.07. 4
岐阜県の岐阜農林事務所で、野菜指導を担当している藤田です。
岐阜農林事務所ではJAぎふと協力して、就農支援を行っています。
農の現状は、高齢化や担い手不足によって耕作放棄地が拡大し、農業の衰えが心配されています。
そのような中、定年退職を迎えた方が、第2の人生のスタートとして農業・農村生活を考えることは少なくありません。しかし、興味があっても、何から始めればいいのか? どうすればいいのか? 疑問や不安を抱え、就農へのキッカケがつかめないでいる人が多いように感じています。
このようなことから、JAぎふと岐阜農林事務所が協力して「野菜専門塾」を開講し、実践で知識と技術を身につける機会を提供することで、農業を志す気持ちに応えています。
まず、実際に農業を体感することが大切です。岐阜農林事務所では岐阜県農業への理解や、農業をはじめる"新しい力"を求めて、「野菜専門塾」の活動を進めています。
しかし、就農支援の体制づくりにはさらなる環境整備が必要と感じます。
今後は、栽培技術だけでなく、農地、資金問題など支援マニュアルの整備を進め、各関係機関のさらなる連携と強化を図りたいと考えています。
この取り組みを通じて、新規就農者1人を育成をするためには、多くの人とお金と時間がかかることを痛感しています。この経験を今後の就農支援にも役立てていきたいと思います。