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藤田文彦

鳥獣害被害は、食べて減らすぞ! ジビエの会

2014.04.18

 みなさん、はじめまして! 岐阜県の岐阜農林事務所で、野菜指導を担当している藤田です。

 岐阜県内の野生鳥獣による農作物への被害額は、約4億3千万円(平成24年度)となっています。その他にも家屋への侵入や野生鳥獣との交通事故の発生など、日常生活への被害も報告されています。
 今回、農作物への獣害被害を防止するため、捕獲したイノシシやシカなどの獣肉を食材として利活用する「ジビエの会」を開催しました。
 ジビエ料理とは野生のイノシシやシカ、鳥の肉を使う料理のことをいいます。
 岐阜県内で捕獲された天然イノシシ・シカを食肉として活用して、地域の雇用増加や特産品、観光資源とし、地域の活性化に貢献することを目的として活動を進めています。


 ジビエが好きな方、また、あまり得意でないという方に本当のジビエのおいしさを伝えたいという思いがあり、今回地元の猟師さん、酒屋さん等に協力いただき、この「ジビエの会」を開催しました。
 当日は、20名の参加があり、定番の焼肉、牡丹鍋から、ちょっと変わった鹿肉の春巻き、餃子等、試食をすすめながら、素材やこだわりを紹介したり、レシピ交換をしたりと交流を深めました。あらためて、岐阜県の豊富な食材を確認することができました。


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左 :定番の牡丹鍋 / 右 :鹿肉春巻き


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左 :綺麗に処理された鹿肉 / 右 :鹿肉餃子


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左 :ジビエ談義なう / 右 :会の最後に記念写真


【ジビエのうんちく】
 野生の鳥獣は冬に備えて体に栄養を蓄えるため、秋がジビエの旬となります。
 冬季にはジビエの餌となる果実などが減少するため、年越し頃から肉質は低下してしまいます。

藤田文彦

岐阜県岐阜農林事務所の普及指導員です。織田信長が天下統一の本拠地とした「岐阜城」がある岐阜市を中心とする岐阜地域に8年前から勤務しています。出身は、火の国熊本県の生まれですが、20年ほど前、岐阜の人と風土と旨い日本酒に惚れ込んで住み着いてしまいました。担当しているのは野菜指導です。

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