普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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笠原 均

笠原 均

青森県の農業改良普及指導員(普及員)です。普及員歴はすでに20数年となるのですが、お話し好きが高じて、農業の担い手育成を担当していることが多いです。 プライベートでは、「気分はプロフェッショナルカメラマン」、「YouTube再生回数が伸びないけど作曲家とウインドシンセサイザー奏者」です。 加えていうと、15年前から音楽の秘められた力をフル活用して地域おこしをやっています。そんな活動のお陰で町内会役員から目をつけられ(勧誘され)、町内会の理事なんかやっています。もちろん、町内の草刈りやしめ縄づくりも、町内会最年少として参加しています。

地域運営組織は、環境保護活動に取り組んだ

2024.09. 6

 青森県五所川原市で活動する地域運営組織「三好をあじあう会」は、「地域資源の発掘・活用」の一環として、環境保護活動に取り組んだ。水田の畦に穴を開け、稲の根を食い荒らす、あのにっくきアメリカザリガニの駆除に取り組んだのである。


1 イベント化
 地域運営組織が継続的に活動していくためには、運営資金が必要である。そのため、これまでも様々な企画をしている。その中で今回は、「三好ザリガニ釣り大会」と銘打って、イベント化したのである。
 イベント開催に先立ち、三好をあじあう会は、アメリカザリガニが日本にやってきた経緯、環境に与える影響、捕獲後の取扱いを勉強し、それからSNSで有料広告を打ったのである。


2 SNS広告の対象は、「小学生の子供を持つ親」!
 三好をあじあう会がSNSで有料広告を打ったのは、今回が初めてである。
 当初の想定では親子10人程度で、こぢんまり釣りを楽しむつもりであったが、広告公開直後には40人の参加者を集め、慌てて募集制限をかけて何とか50人で止めることができた。


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アメリカザリガニ絶滅の危機!?


3 準備
 昨年、住民向けに行ったICT研修会が多少でも効果があったのか、スマホ嫌いであったはずの三好をあじあう会メンバーの連絡方法は、ほぼグループLINEに移行した。私もグループに入っているので、職場に居ながらにして、住民が準備をしている様子がよくわかる。
 LINE画面をスクロールしていると、水路を見回る会長らしき姿が・・・。
 「もしも一匹も釣れなかったら可哀想だ」と、会長自ら前日にザリガニを捕獲しにいっていたらしい。頭が下がります。


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ザリガニを探す会長らしき人物(撮影者不明)


4 当日
 前日の土砂降りが嘘のように、当日の朝は日差しは強いものの、さわやかな晴天である。
 最初に「アメリカザリガニは、稲に悪さをする悪い奴なんだ」「釣っても、持って帰れませんぞ。」という説明をした後、さっそくスタート。


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生け簀に用意する農業青年


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左 :釣り竿づくりから指導する三好をあじあう会会員(右)
右 :釣れそうで、なかなか釣れないのである・・・


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釣れると撮影会が各所で始まる・・・


5 結局のところ・・・
 「とっても楽しかった!」というのが、総じて聞かれた子供達の声であった。
 ザリガニ釣りは外来生物駆除になるだけでなく、「子供達に自然体験を・・・」と言っている大人達も大真面目に取り組める自然体験であったようです。
地域資源の活用として、ザリガニ釣りはなかなか良い企画であったと思います。


※肖像権を侵害しないよう、写真は意図的にぼかしています。
※アメリカザリガニは、特定外来生物です。適切な管理をしましょう!

意外と使えるかも知れないテクニック

2024.08. 9

 前回のブログに書いたとおり、モデル集落の運営指導は県が委託した中間支援組織に任せて、普及指導員は「一歩引いて」モデル集落の活動を見守っています(私的には、ちょっと寂しい)。

 それでもモデル集落「三好をあじあう会」のグループLINEを見ると、せっせと廃材等を利用して、住民らが農産物等の販売拠点を作っているのがわかります。
 なんと畳を剥がして、基礎から直しているのですね。スゴイ。


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販売拠点の床を直す様子


 普及活動をしている私が、「中間支援組織が期待するような活動をしない」「地域住民が少しも動かない」等々の悩みを抱えるのではなく、中間支援組織の協力のもと、モデル集落住民が自ら地域づくりを進めている・・・、そう考えれば、まさに普及が狙ったように動いているのかも知れません。
 ・・・私の気持ちが、少しだけ、さっぱりしました。


 さて、話は変わりますが、先日、私が職場の同僚に「思いがけないところから、協力者を連れてくる方法」という話題を披露したところ、意外とウケました。
 せっかくですので、この場でも紹介したいと思います。


<個人経営のお店に商機あり>
 ただならぬ「地域おこし力」を持った中間支援組織、NPOジャズネットワークを見つけた時もインターネットだけで探した訳ではありません。
 私の知っている限りの人物に隈無く「○○のような人を探しています! 紹介してもらえませんか!?」と、連絡をとっております。
 もちろん単にメールや電話だけでは色好い返事は期待できないので、週末には個人経営のレストランや、喫茶店も転々と回っておりました。というのは、個人経営のレストラン、喫茶店では、愚痴も含めて常連客がマスターに色んな情報を伝えていることが多く、知らぬ間にお店は情報のたまり場になっているのです。

 今回のNPOジャズネットワークを紹介してくれたのは、弘前市にあるレストランのマスターで、マスターを介して連絡を取ったので、相手に警戒されることもなく容易に会うことができました。


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 今回に限らず、鮮度の良い情報を得るために、私は普段から彼方此方(あちこち)のお店に顔を出しております。特に個人経営のお店のマスターと懇意になることは、100T(テラバイト)のWebサーバーを手に入れることに匹敵します。
 だから、週末に私が喫茶店で何杯もコーヒーを飲んでいるのは、暇だからという訳ではありません。そんなお店ではNPOだけでなく、切り絵職人、作家、大学の先生、売れないミュージシャン等々、色々な人に出会えるのです。


 今回は、いつもとはちょっと違った感じに書いてみましたが、多少でもお役に立てたでしょうか。

 今回のブログの評判が良かったら、他にも使えそうなテクニックを紹介したいと思います。全国農業改良普及支援協会を通して、御連絡くださいね。ネタはたくさんありますよ。m(_"_)m

幸せの始まりと夢の終わり

2024.06.27

 先月の投稿からして、当然のことながら「播いた種は、ちゃんと育てるんだよ」
「人々や集落を育てるには・・・」なんてことを書かなくてはならないのですが、今回はそれどころではないのです。
 まさに青天の霹靂(「晴天」と書かなかったのは、青森県のブランド米を意識してのことです)、光芒一閃、滄海桑田(そうかいそうでん)、急転直下の大展開と言いたいところですが、あまりにドラスティックにしてドラマティック、怒濤、激変、疾風のごとく、さらに先の見えない不安を加えて表現すれば、まさに一寸先は闇・・・。早く本題に移ればいいのに、そんな言葉を長々と並べてみたくなる程、激しい動揺っぷりなのですよ、私は・・・。


 さて、気を取り直して、ここ最近の急変をご報告したいと思いますと書きつつも、現在進行形なので具体的に書けないのですよ。迂闊に書くとデジタル媒体にも関わらず、黒塗りの伏せ字だらけという前代未聞の普及ブログになりそうなのです。でも急変なのです。

 少なくとも、住民が目指す方向へ「トントン拍子」で進んでいるのです。それは、言えます。しかし、急速な円安と同様「急速に急変」するのは、やはり多くのリスクを孕むのです(結局、何が言いたいかわかりませんね!事が済んだら、何らかの形で発表します)。


 話を戻します。
 青森県西北地域におけるモデル集落は、この2年間の普及活動が功を奏し、強固で確固たる信頼関係が芽生え、「自分の地域は、自分達で守る」という金城鉄壁の絆が培われました。この状態を、私や関係機関は、便宜的に第1ステージと呼んでいます。例えれば、駆け出しのアイドルグループが「どんな困難にも、決して私達は負けないわ!」と、目をキラキラさせながら夢を語っているステージです。この時は、どんな苦しみであっても、苦しみが苦しみではないのです。

 私にも、そんな時期がありました(←どうでも良い)。


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 しかし!
 しかしですよ。アイドルグループにも集落の育成にも、第2ステージがやってくるのです。
 デビュー直前にして100万回の動画再生回数を1日で達成! 東京ドームコンサートは、満員を越える満員。チケット代は転売が横行するほどに跳ね上がり、さらに、「いくら稼いだんだろー」と青森銀行で記帳すれば、記載される桁数を越えた未曾有の金額! ちなみに私は、そんな通帳を一度も見たことがありません。


 幸せの始まりと夢の終わり。
 「これからも伝説のアイドルと呼ばれるよう精進します!」とテレビカメラに向かって、がっちり肩を組んでお互いを称え合うのもつかの間、この瞬間にメンバーの絆には、太くて大きな楔(くさび)が打ち込まれるのです。
 金と労働、責任と苦労・・・、全てをきっちりと分配するのは難しく、グループ内に不穏な空気が漂うのです。


 そうです。
 私が担当しているモデル集落は、この第2ステージに入ったのです。当然のことながら、地域のためにやってくるだろう移住者の受入に対しても、それを支える金銭的な負担や、責任の所在、今後の運営方針について、一丸となっていたはずの住民の間に温度差が生じました。
 ただ、地域運営の難しさは、人間関係の難しさとほぼ同義に感じます。当然、見切り発車に見える地域住民組織の決断に「不満、不安」があっても、意義を唱えるのはなかなか難しいものです。そこに地域の人間関係の難しさを感じます。

 しかし、ここは「住民でない誰か」が言わなくてはなりません。
こういう場合は、普及指導員が言うべきなんでしょうか?なかなか悪い役回りです。


「皆さん、あまりにも急激に物事が進んでいます。ここは少し慎重になるべきではないでしょうか?」

 私のセリフは、勢いに乗っている地域の動きにブレーキをかける「お役所」の発言として受け止められたことでしょう。この日、私は集中砲火を受けることになります。県と中間支援組織(県と住民の間を仲介するNPO)、住民の間にまで広がる「大きな意見の隔たり」が見えた瞬間です。


 これは、私だけでは手に負えないので、職場の上司にも入ってもらって、中間支援組織の職員3人と、3時間近くかけてじっくり、そしてしっかりと話し合ったのです。その途中経過を書けないのが、本当に残念です。


 結論として、県は、中間支援組織に「これまでどおり地域の中で一緒に汗を流すような活動をしてもらうこと」、「普及は一歩下がって地域を見守ること」を確認しました。担当の私としては、本当は野菜の産地づくりよろしく、ガンガン地域に入って地域をリードしたかったのですが、「船頭多くして船山に上る」という諺もありますよね。ですから、ここは腹を括って(指を咥えてではない)、ここは中間支援組織や住民の意向に任せようと思ったのです。

 私がこれまで見聞きした限りでは、第2ステージを難なく乗り切った地域の例は知りません。ここは、じっくりと見守りたいと思います。
 事実は、小説より奇なり。


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<おまけ>
 最後のイラストに、今回のブログで書きたかった全てが込められてます。謎解きは、数年後になるかもしれません。

地域が動かないのはなぜ

2024.05.17

 おっと、ここで私の投稿に対してメッセージが届きました。その質問にDJ風にお答えしましょう。


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 質問者は、E県水稲担当の「どうすりゃいいのよ」さん。メッセージありがとうございます。
 早速、読んでみましょう。


「地域や農業集団に働きかけても、いつまでも自立しません。また事業での関わりを止めると、突然活動が止まってしまいます。どうしたら良いのでしょう。」


 ムムッ! なかなか自立しない地域・・・、育成している側の普及指導員としては悩みの種ですね。

 正直申し上げますと、私の担当している五所川原市三好地区の地域運営組織についても、まだ道半ばです。でもせっかくですので、「こうやったら、地域が動いた」というのを書きたいと思います。


<土壌の調査と種まき>
 植物の話ではありません。
 集落や営農集団に動いてもらおうと思ったら、土壌を調べます。
 ここで言う土壌とは、そこを構成する人々が「地域を動かすのに足るポテンシャル(潜在能力)を持っているかどうか」です。
 ですから、どの集団に入る前にも多くの農家や住民に声をかけて、動き出すのに力となる人物が何人位いるのか、その人達が協力関係を結べるのかどうか、地道に調べます。私が農協の納涼祭とかにマメにでているのは、それが目的です。酔っ払うと皆さん色んなことを話してくれるので、人間関係や、それぞれの人物の能力、また本当の意味の地域のリーダーを見つけるのにとても役立つのです。


 まとめてみると、私の経験上、地域が動かない大きな原因は、次の3つパターンです。


➀ 本当のリーダーと交渉していない
 私達普及指導員や役場の職員が「地域のリーダー」と認識していた人物が、実は地元ではそれほど地域で影響力をもっていないことがよくありました。
 実は、その背後に「本当の意味でのリーダー(イメージ的には、ボス)」がいるパターンが多々ありました。ボスが言うと、陰でブスブス言いながらも協力してくれることが多いのです。直接、ボスと交渉しましょう。


② 動き出すだけのポテンシャルを住民が持っていない

 厄介なのは、「心の」高齢化が進んで既に意欲を失っている地域。
 座談会に集まった人達がかつての名士ばかり。皆さん、意識が高く非常に話しも上手い。ただ、座談会の終わりに「では、誰がやるの?」となると、「年だから」「忙しいから」と皆さん一斉に下を向いてしまう・・・・。
 こういう地域はいくら努力しても動かないので、あまり踏み込まないようにしています。
 ただ誤解して欲しくないのは、ポテンシャルが高いかどうかは、年齢でもかつての役職でもありません。80歳の「心は少年」もいますし、20代、30代でも「心の老人」がいます。心が若い集団は、やはり動くのです。
 私が、どの座談会でも、また地元の町内会でも言っているのは、「今の日本では、75歳以下は若者です。75歳を超えたら年を理由にしても良いです。」ってセリフです。ブラタモリは終了したもののタモリさんは78歳、吉永小百合さんは79歳、黒柳徹子さんに至っては90歳ですよ。
 年寄りぶるのは、まだまだ早いのです。


③ 問題を整理する人がいない
 座談会で「皆さんが思う地域の問題はなんですか?」と聞くと、高齢化、少子化、若者がいない、交通の便が悪い、買物に困る、祭りができない、除雪に困る・・・等々、いくらでも問題が掲げられる地域があります。皆さん、ちゃんと問題だと思っているのです。
 でも、こういう地域は意外と簡単に動きます。
 単に問題を整理し、優先順位をつけ、どこから手を付けるかを示せるリーダーやコーディネーターがいないだけだからです。
 この役割は、普及指導員がやってもいいし、市町村職員がやっても良いと思っています。青森県では、地域おこしを得意とするNPOに委託契約し、NPOにその役割を果たしてもらっています。
 この問題の整理と具体化が、地域を動かすための種まきだと思っています。


 以上のように、地域の土壌(人々の資質)調査の上、「ここは動く!」と踏んだ地域に積極的に介入し、問題を整理し、やるべきことを具体化(種まき)してあげれば、意外と地域は動くのです。


 余談ですが、前任者から地域共生社会モデルの「適地」と聞かされていたのに、実はろくに土壌調査をしていない地に私は飛び込みました。
 そんな訳で、私がブログの第2話で書いたような集中砲火を受けるのです。

 まさに「適地」が、「敵地」に思えたよ(泣)。


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三好地区住民協議会祭りまで、あと40日!

2024.04.11

<これまで(第一話から第四話)までのあらすじ>
 地域経営という事業の中で、普及指導員と住民の間を取り持つNPO(中間支援組織)が協力し、青森県五所川原市の三好地区の住民を巻きこみながら、地域経営モデルを作るストーリー。
 住民の激しい抵抗に会いながらも次第に信頼関係を構築し、三好地区でジャズ演奏会を開催したところコロナ禍にも関わらず大盛況!
 勢いに乗って、「コロナ禍だから祭りは中止」と決めた住民協議会の決定をなんと覆し、住民らと祭りをついに復活させることになった!


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 突貫工事だったのです。
 コロナ禍だったので「やらない予定だった行事」を、急遽やることになったのですから当然です。

 しかし、三好地区の住民の瞳はむしろキラキラしています。
行動制限下でじっとしているより、何かに向かって活動している方が元気になるもんです。

 とは言っても屋内で食堂はできないし、賑わいを演出するカラオケ大会なんかも完全にアウトです。さらに普段から住民座談会に出席している若手(60代、70代)は、三好地区住民協議会祭りの準備で手一杯です。
 ではどうやって祭りに賑わいをもたらせば良いのでしょうか?


 ここは、NPOと公務員という我々の業務枠を取っ払って協力することにしました。
 まずは「賑わいの演出には、やっぱり音楽!」と、住民から声が上がりました。
 そんな訳で筆者(笠原)は、ツテのツテを辿って、「三好地区住民が喜んでくれそうなステージ」を「無料でやってくれる」ミュージシャンを探しました。


 結局のところ引き受けてくれたのは、三好地区のある五所川原市から高速道路を使っても片道2時間もかかる八戸市の「ニコ♡ニコ」さんという二瑚奏者でした。ガソリン代だってかかるのに申し訳ないなーと思いつつも、「地域の賑わいへの協力」という趣旨を理解してくれた「ニコ♡ニコ」さんに大感謝です。


 一方、中間支援組織であるNPOジャズネットワークは、廃品のリサイクルや環境保全にも力を入れており、「ボランティア(タダ)で協力してくれるメンバー募集」という虫の良すぎるお願いで仲間を募り、子供向けリサイクル楽器づくりで三好地区を応援することになりました。
 そして迎えた当日の様子が、これ・・・。


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(上・下)なかなかの賑わいです。もちろん、コロナ禍なので、屋内での飲食は禁止です。


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コロナ禍では必須!入り口検温! すでに過去の習慣。みんな、忘れちゃったかな?


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リサイクル楽器づくりも、なかなかの盛況。特に小学生に人気!


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「ニコ♡ニコ」さんの演奏。八戸市の大人気のユニットです。


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演奏開始前から立ち見が出るほど・・・。二瑚の演奏は、三好地区では初めて!


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2年間お披露目する機会がなかった三好小学校獅子舞による、念願の演舞! 卒業する6年生とその親にとって、まさに「感動!」のひととき。卒業前にお披露目できて、良かったね~(´∀`*)


 結果として、三好地区住民協議会祭りは大盛況、コロナ禍の生活で辟易(へきえき)していた住民からは、大喝采です。

 ちなみに、無料で演奏してくれた「ニコ♡ニコ」さんの帰りの車には、地元の農産物がどっさり!
 地元で採れた農産物と漬物が次々とお礼として運び込まれました。さすが農村!


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地元農産物で満たされた車の荷室(イメージ)


 「ニコ♡ニコ」のお二人も顔をほころばせながら、三好地区を後にしました。


To be continued.


<次回予告>
 次回、筆者(笠原)は、エラそうに、ちょっと小難しい講釈をたれる(と思う)。

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