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大分県
塩崎洋一

久々の環境改善②

2023.03. 6

 経営の良い農家さんと厳しい農家さんを比較すると、あることに気づきます。
 私の実家でもそうでしたが、農場の滞在時間が違うのです。これはきっと「観察の差」と「対応スピードの差」になって、結果が違ってくるのではないかと思います。


 前回記事「久々の環境改善①」で、数日間続けて作業する中、機械で牛舎清掃する、いわゆる牛舎のボロ出し(牛さんのウンチの掃除)風景を目にしました。
 奥さんが機械を器用に扱って、出入りしながら作業していましたが、これまた作業性が良くない。牛舎を出入りして堆肥舎まで運ぶ工程が不便なのです。
 そこで、出入り口を広げることとなりました。


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左側2本の鋼管パイプを外して出入りします(上画像)。
その真上の小部屋は以前、稲わらをカットして斜めに落とし、手前から取り出す、稲わらボックス(下画像)でした。取り急ぎ、邪魔になる斜めの部分は撤去しましたが、やっぱり出入りには幅が狭いのです


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柱を差し替えて、古いパイプは新しいパイプを固定するために縦向きに使う。新しいパイプは、倉庫の中に眠っていたのを持って来ました。この牛舎の中の清掃作業は、約1時間短縮されました


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古い牛舎ではよくあることですが、床の基礎にハイキン(コンクリートの床の中に鉄筋の補強)がありません。機械の出入りするところがひび割れていたので、稲わらボックスの落とし場所を整理した後は、生コン打設をやり直しました。K普及員が黙々と地ならしをしています

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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