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大分県
塩崎洋一

経営指導の現場演習

2021.01.27

 採用から3年目か他部局からの転入者には、普及現場で経営指導の研修をするカリキュラムがあります。
 これを実施する場合、前年のうちに研修対象となる経営体を選定し、事前に承諾を得て決算書などを頂き、また、その数字などを(普及指導員だけの集まりではあるけれども)オープンにさせてもらう承諾を得ます。


 他の管轄では、そうしたことを上司や先輩がほとんどやってしまうと聞きましたが、うちではあり得ません。同行はしますが、基本、すべて自分でやるのです。もちろん、本人には事前に注意する点を伝えますが、原則自分で全部やる、のスタンスです。
 この日はSさんに同行して、来年度の研修のお願いに行きました。別件でIくんも同行です(野菜法人OJTのIくんとは別人です)


 現場に行く前段階では、
塩 :「よい、どこを選んだんかな」
S :「株式会社Aです、私の担当する○○町の・・・・」
塩 :「そりゃいい。ただ、法人やけど実質家族経営屋から、奥さんもいた方がいいなあ」
S :「はい、そのつもりです、奥さんの話しも色々聞きたいです」
塩 :「経営分析もすることになるけん、その時には、そん経営の労働力やら家族内での作業分担やら、決算書には出て来ん色々な背景を知っちょった方がいい、日程調整は頼むで」
といった具合で始まりました。


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株式会社AのTくん御夫妻。彼は私が担当する後継者グループの役員でもあります

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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