普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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大分県
塩崎洋一

「リクエストがあるけんなあ」

2021.01.12

 法人化の相談で訪問した農家さんの庭先で大豆の話になったところ、お父さんが"きなこ"の話を始めた。
「道の駅で売りよるんじゃけど、うちのこれじゃねえといけん、ち言うしがおっち、やめてぇんじゃけど、作っち出しよるんじゃ」
(道の駅で売ってるのだけど、わが家のこれでないとだめだ、と言う人がいて、もうやめたいのだけど、作って出しているんだ)


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東洋のナイアガラ、と言われる滝の横で販売中


 で、案内されて作業場に行ったところ、自作のきなこマシンが登場した。
 以前は手回しだったものに、ゆっくり回転するモーターを付けて、煎っているとのこと。


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もともとは機械関係の技術屋だったお父さんの手製マシン。「すげぇ」の一言・・・・


 実際に食べてみたら、おいしい。ホットミルクに大さじいっぱい混ぜて、きなこミルクが一番だと思います。普通のきなこに比べて濃く、甘みもはっきり。素人の私でも違いがわかるほどです。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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