肉用牛の育成技術改善とプロジェクト
2020.10.13
後継者活動のひとつに、自家の経営改善を図るためのプロジェクト活動があります。
管内B市の後継者組織では、昨年度、発表委大会で総合優勝を勝ち取りました。これに続いて今年度も、その発表課題の続きをやっていたところ、青年の定例会で、牛の話になりました。
「それなら、"ふりかけ"、やってみろうぜ、理屈はこうじゃ」とやってみることになったのですが、当然、それだけで終わらせないのが普及員。「そんなら、これをプロジェクトにしようや」と説得。やってみることになって、毎月の発育状況を把握することとなりました。部門担当は久しぶりに普及現場に着任したNさん。青年と一緒にプロジェクト開始となりました。
・青年の自家経営での課題発見、課題の共有。問題の係数把握と目標設定。
・これによるプロジェクト活動のプロセス。
・その中で、どのように現場で数字を把握するか。
・これを整理しながら変化をつかんで、結果を考察、実際に効果があったかどうかを並行してまとめる。
・青年の自家経営課題を解決する方向が出れば、これを地域、産地として手法を普及させていく。
普及活動の真髄がここにある、と勝手に思っています。
「体高XX.Xcmです」と、Nさん。
「違う、俺が測る。△△.△じゃねーか、もう一回はかれ」と塩崎。
「あっ、△△.△でした。」
「そらそうじゃ、尺竿(しゃくざお)(※)が斜めじゃったんじゃ、しゃんと測れ、こげんふうに竿を持って、こげえ見らんと、斜めが分らんのじゃ」
まさにOJTです
※「しゃくざお」は方言かと思います。体高計のことです