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大分県
塩崎洋一

仲間作り成功!!!

2019.09. 2

 近年、農業青年組織の会員数が減少してきているのは、自分の周囲だけだろうかと思いながら、一方で新規就農者の数は、色々な都合はありながらも、一定の人数を確保できていると気がつきました。


 私が担当する農業青年組織は2つありますが、そのうちのひとつで今回、新規会員獲得に向けた取り組みを行いました。

 このグループ、春先の総会後に、正会員が6人だけになってしまったのです。新会員の募集については、こちらからはあまり強く言わず、「正会員でなくても、飲み会参加の準会員でもいいじゃん。声かけてやろうぜ」程度でした。


 すると、誰が言うともなく「皆で新会員の候補者を誘って来て、研修会と交流会をやろう」となりました。徐々にLINEのグループで情報が飛び交い始め、あわせて、「普段あまりやりとりしていない普及員の皆さんも遠慮なく参加してください。市役所の皆さんも!」となり、盛況な場ができあがりました。


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活動紹介。こんなことやってます! と事務局長が熱弁。このあと、経営勉強会は「なぜこの決算書でお金を借りれたのか」との、実際事例による塩崎講座でした


 正会員は県の組織にも加入する、準会員は地元での交流会やイベント・プロジェクト活動に参加できる、みたいなゆるーいものでしたが、交流会の終わりには、正会員1人、準会員2人の新会員紹介となりました。
 総会後に準会員になってくれた1人を入れると、6人だったメンバーが10人になりました。人数で言うと4人ですが、比率では167%の増加。これは大きい。昨年秋に、会を解散しようという声まで出ていたのは、何だったのか・・・・。


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会長が率先してホストしてます。本日の食材は会員持ち込みがメイン。お店のマスターも会員に同級生がいたり、初めて会った普及員さんが同級生つながりだったり、誰かが母校の大先輩だったり、世の中狭いと痛感。これも普及方法のOJTです


 農業後継者育成、農業青年組織育成、とよく言われますが、普及活動においてはどうすればいいのか。能動的普及活動になっているか、自問自答しながら進んでる今日この頃です。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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