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大分県
塩崎洋一

ニューフェイス・・・・親子鷹

2019.05. 9

 新年度開始、また今年も新たな顔ぶれが加わりました。この日一緒に巡回したW君もそのひとり。当所は二回目の着任ですが、担当が変わったので早速巡回に出ました。先般紹介した、V字回復に向けてのH農場にて、ピーマン圃場に同行した次第。


 ところでWくん、道中色々と話していると、以前一緒に仕事をした先輩の息子さんでした。「親父が普及員だと、なんだかいつも授業参観されてるみたいで・・・」とのこと。父は花の普及員で自分は野菜なんで、いくらかマシですが・・・、とつぶやいていました。
 こちらは親子鷹をうらやましく思いますが、本人の気持ちは色々とあるようです。


 かく言う私の父親は肥育農家でしたが、ある日、初めての巡回先で名刺を出そうとしたところ、相手の農家の親父さんが突然、「ちょっと待て。お前、塩崎くんだろうが、親父は元気か」という場面がありました。、これには驚きました・・・。わが家は県の南部で牛を飼っており、普段縁もない県北部に巡回した時のことでしたので・・・。


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普及員にとって人脈は財産です。H農場のNさん、Wくんが農大勤務の時、受講生だったそうです


 これは何を意味するか。普及指導員の身内が関係者にいる、それも普及指導対象となる農家さん側にいる場合(親が農家の場合ですが)、はっきり言って、ある意味とても居心地が悪いというか、ただならぬ緊張感がある、ということなのです。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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