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大分県
塩崎洋一

新規就農からのステップアップ

2018.05.24

 5年ほど前に新規就農で経営開始したHさん、訳あって経営相談がありました。
 「親元就農だったけど、別経営のこのままでは厳しいので、なんとかしたいです」とのこと。


 両親と本人の経営状況をそれぞれ伺うと、若手が子育てをしながら生活するには不利な経営内容ですが、新規就農の際に活用した制度上、これまでは変更もできなかった、という過去の経過も伺いました。
 「妻が他で仕事をしているので生活は何とかやってこれました。でも、自分自身の農業経営として考えると、このままでは全然納得がいかないし、なんとかしたいんです・・・・」と、本人はとても前向きに農業に取り組んでいます。


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両親と一緒に来たHさん。地域の農業後継者グループの会長です。他業種からの就農ですから、経営に関する感覚も違うようです


 今回の具体的な相談内容は、
①就農時点で活用した制度上、新たな経営展開をしても問題ないか、
②追加する経営内容をどのように進めるか、
③あわせて、経営継承など両親の意向はどうか、
 というところです。


 経営を一本化すれば売上も倍近くなるし、その方が金融機関に対しても有利でしょう。現状の施設や土地をうまく使えば、いいのでは。近いうちに部門担当者と現地を見ながら検討しましょう。
 ということになりました。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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