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大分県
塩崎洋一

経営指導マニュアルづくり

2015.07.13

 戦後何十年もの間、一貫した普及指導活動の取り組みとして農業の担い手確保が進められてきたことと思います。そうした中で、さまざまな情勢も変化し、近年では個人の新規就農者に加えて他産業から農業に参入する経営体も増えてきています。

 私たちの(大分県での)普及活動では、こうしたさまざまな担い手に対して支援を行っているのですが、生産に関する技術指導はともかく、個人経営者の経営指導に関しては、時期的な簿記記帳指導を主体としたものが大部分です。
 また、他産業からの参入経営体に関しては、ベースとなる企業経営があるため、普及活動として経営面には積極的に関わっていないことも多いようです。

 一方で、これまでの就農後5カ年以上経過した状況を見れば、経営が安定して地域にも根付いた形で経営を展開している事例は、そんなに多くなさそうです(私の周りだけかもしれないですが・・・・)。


 このような背景から、特に個人経営の新規就農者を対象に、各出先の経営担当および経営広域と連携を図りながら、「農業経営者のための経営テキスト」の作成をしよう、ということになりました。


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何を骨にするか、どんな流れにするか、広域普及員を中心に整理。
次回は、これまでに現場で使った研修会資料などを持ち寄ることにしました


 効果的な経営指導方法の検討を行う。成果を今後の指導に活用して、特に、新規就農者の経営の早期安定ができるように、とメンバー一同必死です。なにぶん、簿記記帳指導だけでは、うまくいかないことの方が多いのですから・・・・。
(この続きはまた・・・・)

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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