WCS品質向上研修会
2014.03.18
今年の飼料稲の出来ぐあいや、オペレーター組織の作業の展開、また、稲作農家の生産状況も含めて、最終的には、そのWCSを牛に食べてもらうところまでが一連の仕組みです。
そうした飼料稲の生産から収穫調整、運搬保管、牛への給与管理などがそれぞれ独立している場合、どの場面が一番重要かと言えば、やはり、牛がそれを食べて健康であり、そのおかげで順調な畜産経営が展開されるか、になるでしょう。
そこで管内では、生産する水田農家、集落営農のみなさんと、収穫調整、流通販売を行っているオペレーター組織(今年から法人化)と、これを利用する畜産農家が一同に会して、WCSの品質向上研修会を行いました。
サイレージが、要は漬け物であると、知らない方もいるようでした
水田農家はよりよい生産を行う、オペレーターはきちんとした収穫作業や適切な保管を行った上で流通販売する、畜産農家は、ここもまた適切な保管を行って給与する、あるいは自身でWCSを生産する場合は、どこに注意するのか、など。こうしたことを、WCSの品質の上から研修するため、県畜産研究部の自給飼料担当研究員を講師に招き、サイレージとしての比較審査、講評をいただきました。
採点している間に、今年の作付けに向けて、稲作担当者から管理上のポイントを説明
ねらいは、水田農家の防除管理の善し悪しなどが品質に影響するか否かを探ることでしたが、結局のところ、刈り取り時期、水分調整、ロールの巻き方などが一番影響するのではないかというものでした。
いずれにせよ、良い草作りなくしては良い品物はできない、ということです。