普及指導員の経営指導力向上研修会
2014.03.13
今年度新採用を除く普及指導員を対象に、『農業経営改善の指導・支援のあり方及び手法について』と題した研修が行われました。
講師は、みなさんご存じの全国農業改良普及支援協会 専門調査員の井出万仁氏でした。
講師の地元、長野県でのキノコ経営支援の事例とあわせて、現場での普及活動において、どのようなことに留意して進めていくか、普及方法の上からもたっぷりとご指導を頂きました。
とくに経営に関してはデリケートな内容も多く、経営者本人の意思、メンタリティによってその成果が左右されることも多いので、やはり一番重要なのは、その課題解決に取り組む動機付けが重要であるとのこと。
経営状態の善し悪しは、口で語らずとも必ず金融関係をはじめ、色々な数字に表されてきます。そうした色々な数字の因果関係から現状を把握するなど、経営者が語らずとも真実を把握し、次のステップに進めていく支援活動が求められます。
若手の現場活動事例報告もありましたが、経営者から提示される限られた資料・数字より、実態はどうなのか、現状把握と整理に矛盾が生じているのではないかとの、厳しい突っ込みのある場面も見られました。